真夜中のお産 頭痛に苦しむ日 申告勉強会 

 ナミコのお産は進まず、頭痛を我慢して待っているのに耐えられず、逆子の可能性もあったので、結局12時を過ぎてから牛舎に出かけた。
 直腸検査をしたが、出口直前まで来ているのは、前足だった。しかし、頭が確認できない。産道を通るときは、バタフライで手を前にした格好で出てくるはずなので、仕方ないのかも知れない。
 結局、長手袋を外し、消毒した手で前足に産科チェーンをかけ、引っ張り出したのは、2時を回っていた。とてもでかく、頭が出た後もかなりの抵抗があった。しかし、手首が細いので思っていたとおり、メスだった。しかし、これだけでかいメスなら、後継牛として残せるだろうか?
 名前未定(金安平−平茂勝−茂糸波−茂重波)
 乾かすのに時間がかかってしまった。産室は2つとも子牛が入っているので、人工初乳を飲ませた後、投光機で暖めた発酵床の部屋に入れた。

朝寝坊してしまた。寝たのに、頭痛はさらに激しくなっていた。妻はすでに仕事に行っていた。娘を保育所に送る。
 ナミコの娘を部屋から出し、母乳に吸い付かせようとするが、なかなか飲まない。俺の手やナミコの足などに吸い付き、なかなか乳首を探せない。気持ちは焦るし、頭は痛い!その上、ナミコの周り以外は、牛舎も汚い!ちょっと目を離すと、すぐに汚いところに行こうとする。ものすごく苦労して、ようやく吸い付かせることに成功した。人工初乳をのませれば、こんな苦労をしないのだが、初めの3日間は母乳を飲ませたいのだ。

 幸四郎は、相変わらず哺乳瓶から飲まない。あまり何回もカテーテルを使いたくないのだが、飲まさないわけにはいかない。昨夜は、ちょっとだけ自発的に飲んだような気がしたが、今朝は全く飲もうという気がない。頭が痛い!
 ヘロヘロになりながら、溜め池の氷を割りに行く。
 
 宿題が終わっていなかったが、とりあえず青色深刻勉強会に行く。参加者が増えていた。数字を見ていると、頭が痛い!途中で力尽き、帰宅。

獣医さんが来ることになっていたので、作業服のままちょっと横になったら、うたた寝をしてしまった。妻が帰ってきていたのに、200m離れた牛舎で鳴らされたクラクションには気がつかなかったそうだ。大分待ったそうだが、出てこないので帰ってしまわれた。申し訳ない。
 
 PL顆粒という薬を飲み、夜牛舎に行く。幸四郎はミルクを飲まないし、ナミコの娘はなかなか乳首に吸い付かないし・・・頭が痛い。