妊娠鑑定 繁殖障害 娘と二人

 あばらの痛みは、ジッとしていれば大丈夫なのだが、力を入れると激しく痛む。骨がずれる感じがする。折れていると思うが、肋骨は折れていてもサポーターを巻くくらいしか処置が出来ない。ポンタールという痛み止めを飲み、サポーターを巻いて作業する。

 今日は、モモエ・シマコ・ヒカリ・アカリの妊娠鑑定と、発情の来ないスズコと、種付けを忘れていたミノリの卵巣の状態を診てもらう。
 モモエ・シマコ・ヒカリは、妊娠していた。いずれも、30日〜50日ほど出産予定日が早くなっている。牛は体に触れた物に体を寄せる修正があり、簡易枠場内に入って牛を抑えると、肋骨が軋んで、思わずうめき声を上げてしまった。
 アカリは妊娠しておらず、スズコ・ミノリと共に、卵巣の働きが鈍っていた。大きな牛達に食い負けないように、別枠で良質乾草を与えていたのだが、コクシなどが悪影響してしまったらしい。ホルモン剤を打ってもらう。

 妊娠した3頭は、林間放牧地に移動してもらう。モクシの2頭は大人しく引かれてきたが、鎖首輪のモモエは引っぱるのに苦労した。と言うか、振りほどいて走り去られ、脇腹を押さえながら追い回すはめに・・・。
 
 妻は、ガン治療の注射と、友人訪問のために札幌に行った。夜牛舎を早めに終わらせ、時間ぎりぎりに娘を向かえに行く。本が大好きな娘は、夕食を作っている俺に読んでくれとせがみに来る。
 すき焼き風の卵とじ焼き肉(?)に大喜びし、驚くほど食べた。風呂に入れてやったら、いつもよりかなり大きなお腹をしていた。お風呂は大好きである。言われなくても肩までつかり、頭からシャワーをかけても大丈夫!
 風呂から上がったら歯磨きだ。寝かしつけるのにちょっと苦労したが、抱っこを強要する娘をなだめすかして、なんとか抱き上げずに寝かしつけた。