トタン貼り グラタン

 このブログを書き始めた最初の理由は、農作業日誌をつけやすくするためである。写真が入らないブログ会社を利用し、『Aさんが○○した。』とか『Bさんが××した。』といった日常的なことも書き、一部の人に大うけしつつ、ヒンシュクも買っていた。
 娘ができてからは、ボケ防止のために書いている。頭は、使わなくなると呆けるのだ。俺は脳挫傷を起こしたことがあり、努力を怠るとたちまち馬鹿になってしまうのだ。自分のやったことを思い出し、キチンと文章にすることで、忙しさに追われながらも、普通の頭脳を保っていられる。
 いつの間にか、30万ヒットを超えてしまった。一農家のボケ防止文章を、沢山の方に読んでいただき恐縮だ。

 子牛が一斉に風邪をひき、十数頭全員のオケツに体温計を刺すのも面倒なので、獣医さんと相談して俺が一斉に注射をした。今回はカナマイシンを使った。逃げ回られて、足を滑らせしこたま膝を打った。
 
 午後から、あばらD型格納庫のトタン貼りをした。足場を組まずに、巨大中古トタンを張るのは、とても危険な作業だ。かまぼこ形をしているので、頂上には立っていられるが、ちょっと脇にずれると滑り落ちてしまう。住居用のトタンを、折り曲げたまま持ち上げ、クギで固定しながら広げていく。だんだん足場が狭くなる。
 南側には、透明波板を貼った。光が差し込むようにである。夏は暑いかも・・・?途中までで、日が沈んで時間切れ。
 
 夜牛舎を終えて帰宅したら、まだご飯が炊けておらず、オーブンのタイマーが20分になっていた。ブツブツ言いながら、先に娘のお風呂にする。
 すっかりご機嫌になったところで、遅い晩ご飯だ。空腹の調味料も効いていたが、ジャガイモをスライスして、パン粉とチーズをまぶしたグラタンは、娘の大好物となった。