娘のクリスマスお遊戯会

 娘は、新しい家族ライカを、とても気に入っている。嫌がるライカを無理矢理抱きしめ、俺の膝に持ってくる。それでも、娘に爪を立てないからエライ!娘の抱っこも上手になってきて、親たちはあまり手を出さないので、ライカは娘に持ち歩かれるのがまんざらでもなさそうだ。
 ライカをくれた方は、
「他に沢山いるのに、わざわざ真っ黒の猫を選ぶなんて、よっぽど黒が好きなんだね〜。」
と言っておられたそうだ。確かに、牛も犬も豚も真っ黒だ。
 
 クリスマスお遊戯会なるものに行ってきた。娘が家の中でそれなりの芸をしていたので、どんな出物があるのか想像していたが、大勢の観客を前に気後れしたようで、ポカンとしている時間が長かった。途中から、思い出したように手を動かしたり、最後にクルリと回ったりしていた。
 親にしてみれば、『緊張して忘れているな〜』とか、『前で先生が踊ってみせればイイのにな〜』とか、勝手なことを思いながら、結構楽しめた。

 朝からちょっと体調の悪かった娘だが、出し物を終えて家族の元に帰った頃には、目がハッキリして元気そうになっていた(ホッ)。クリスマスケーキを頂いて、ご機嫌である。
 友人家族と食事に行く。注文した品が来るまで、ケーキをつまみ食いさせてやる。初めて食べるケーキに警戒していたが、数口舐めて甘いと知るや、喜んで食べていた。