すっぴん先生 娘とデート

yonemiki2007-11-24

 最近の俺は、忙しさにかまけて娘との距離が遠くなっている。
 ちょっと前まで、お風呂はお父さんと入るモノだと思っていたのに、先日は入っている間中泣かれてしまった。夜泣きして起きたとき、妻は1時間も2時間も抱っこして立たされているそうだ。寝たと思って布団に降ろそうとすると、また大泣きされてしまうらしい。

 牛舎作業も終わったので、娘の育児相談という純粋な下心(親心と書くつもりだったが、誤植)で、保育所に向かえに行った。担任の仕事熱心な美人先生は、職員室にいてちょっとがっかりしたが、俺が久しぶりに迎えに来たのを見て出てきてくれた。娘も向かえに行ったのを喜んでくれ、ダッシュで胸に飛び込んできた。
俺 「最近、娘とのコミュニケーションが少なくて、お風呂にも一緒に入ってくれないんですよ。」
担任「仕事が忙しいから、仕方がないですよ。」
俺 「(先生)風邪でもひかれたのですか?声がかすれてますね?」
他の先生「○○先生のことは、すぐに気がつくんだね〜?今日は、(先生が)すっぴんだよ!」
俺 「ファンですから・・・。妻はいつもすっぴんですよ。」
担任「すっぴんの方が、心が綺麗なんですよ。」
他の先生「何で私を見るの!」
担任「今度、バビット化粧して来ますね。」
俺 「バビット???」
方言らしい。

 先生の助言に従い、娘との時間を早速取ることにした。しばし、娘とドライブ。まずは借りっぱなしだった万力を返しに行く。後継者である息子さんが出てきて、その愛犬も出迎えてくれた。驚いたことに、ゴロウが俺の指示を待たずに飛び降りた。ゴロウも、カワイ子ちゃんの前では自制が効かないらしい。
 二人で買い物にも行った。ショッピングカートに乗せ、娘の視線まで腰をかがめて話しかけたりする。
娘「ミカン、ミカン!」
まず、娘の好物であるミカンを買う。ラム肉や、丸干しイワシなどの食材を買う。

その日の夜、娘が俺を見る目に、優しさが戻っていた。