シゲヨ種付け 別れ 糞出し 断熱工事続行 

 昨夜、盛んにスタンディングしていたシゲヨだが、朝観に行ったときには静かにしていた。まだぬかるむ放牧地に向かえに行き、モクシを手で持って連れ帰る。産後21日しか経っていないが、超早期離乳して発情回復が良いのだから、獣医さんに診てもらい『福栄』を着けた。

 肺炎がひどくなって食事を取れなくなってしまった子牛が、俺の手の中で息を引き取った。生まれたときから、おそらく遺伝的な障害を持っており、体が弱かった。なんとか今日まで生きてきたが、数日前から高熱を出し、サラーロンという補液剤と糖蜜液しか摂取できなくなった。
 苦しそうだった息が急に穏やかにゆっくりになり、静かに眠るように逝ってしまった。苦しいのに、よく頑張った。
 
 部屋を閉め切るために、すきま風は入るが換気の悪い場所があり(換気が良くすきま風の入らない部屋にするべき!)、敷きわらを交換しても臭いが消えない場所が出来てしまった。EMボカシを大量に散布し、寝床に直接当たらないように扇風機で風を送った。
 
 
 午後から住居の断熱工事だ。今日は客間(現在寝室として使用)の床に、50mmのスタイロフォームとコンパネを貼る作業だ。難点は、FF式ストーブとピアノがあることだ。
 まず、約250kgのピアノをずらし、スタイロフォームとコンパネを敷き、落差6cmを持ち上げて元の位置に乗せる。一人で持ち上げるのは腰に来た!しかし、普通ピアノを持ち上げるときは、上にある物を降ろすと思うが・・・。
 ストーブの方は、足場無いし取っ手も無い。それでも苦労して部屋全体に、断熱材とコンパネを敷くことが出来た。
 帰宅した娘は、暖かくなった客間を見て喜び、部屋を走り回ったり、転げ回ったりして俺を喜ばせてくれた。