ユキ(しゅう)種付け 牛磨き 去勢手術

 目覚めて窓の外を眺めたら、急斜面の放牧地で牛がマウンティングしているのが見えた。されている牛はジッと、スタンディングしている。発情している証拠だが、遠すぎて個体確認はできない。おそらくユキだと思うが、とりあえず牛舎に行く。

 昨日生まれたモモコの名前だが、『コモモ』か『コウメ』のどちらかにしようと思って迷っていた。モモカの血統であるので『コモモ』にするか?モモコが俺のことをとても信用しているので、コモモはとても俺に興味津々である。

 朝牛舎がだいたい終わったところで、出産後の牛達の群を牛舎に呼び込む。発情はやはりユキだった。とても良い発情である。獣医さんに電話して、平準化事業の『美照平』を着けてもらう。ユキは、先日平準化事業の『芳福美』の子ジュンコを出産したばかりだ。
 
 天気が悪いので、出荷牛磨きをした。子牛用フリーストールを作ったのだが、寝床と尿溝の落差が少なすぎ、尻尾で糞尿をかき混ぜて背中に塗りつける構造になっており、とても汚い!今さら落差を大きくする工事をする気力もないのでそのまま使っている。
 運古の鎧は、何層もの糞尿で固められており、無理矢理剥がすとハゲになる。適当に落としたところで、濃い純石鹸水を使って溶かし落とす。合成洗剤液より浸透性が強く、写真のようにすっきり落ちる。
 出荷牛4頭のうち、ゆめか・真由太郎・秋三郎の3頭を研き終えた。出荷まで2週間、汚れが固着する前に何度かブラッシングすると綺麗になるのだが、そんなゆとりがあるかはわからない。 
 
瓜三郎の去勢手術をした。ブラッシングしてうっとりしたところで、新しいカッターを使って手際よくやったので、本人はあまり事態が飲み込めず、エサをついばんでいた。