ツボミ種付け 動けない日 スズコ出産 またまた流星

 昨夜、妊娠しているモモカにマウンティングしていたツボミの種付けを依頼した。ツボミ自身は乗られていないので(テールイントが剥げていない)、発見が早すぎたかもしれないが、粘液も出ており間違いない。
 来てくださった授精師さんは
「良い発情です。高い種を着けても大丈夫!」
と太鼓判を押してくださったので、『金安平』を着けた。以前、繁殖傷害だったミカンに種付けした直後に
俺 「留まりましたか?」
先生「大丈夫。留まりました。」
と言って下さり、実際に留まった実績がある。(残念ながら流産してしまったが・・・)今回も、大丈夫だろう!
 
 午前中で糞出しまで終え、草地に置きっぱなしのクボタを取りに行く。取り付けたままのレーキを折り畳んだのだが、抜けない腕があり頭にくる。工具が足りないので一旦家に帰ろうとエンジンをかけようとしたら・・・。キーをまわしてもウンともスンとも言わない。バッテリー上がりだ。このトラクターは、キーをオフにするとき、極希にライトのスイッチに手が当たってONになることがあるのだ。普通は気がつくが、微妙な加減で後からライトが着くことがある。
 野越え山超え、とぼとぼ歩いて帰る。
 
 普通はブースターケーブルを積んだトラクターで回収に行くものだが、どうも午後から体が動かない。やらなければならない仕事は山ほどあるのに、心と体が制御できないのだ。
 
 それでも早めに夜牛舎に出かけ、子牛の配合飼料に混ぜる切り草を作ったり、発情観察をしたり・・・。
 初産の牛達を牛舎に入れようとしたとき、大きな牛の影にピョコピョコしたモノを発見。
「生まれたんだ〜!」
てっきり、予定日を過ぎたミノリだと思ったのだが、俺の見立てではもうしばらく生まれないと思っていたのに・・・。牛舎に繋いでみると、ミノリの腹は凹んでいない。代わりに、予定日はまだまだなのに、腹が異常に膨れていたスズコが痩せていた。
 子牛の体は乾いていたが、母牛のスズコではなく、お産を終えたアカリが体を舐めたり乳を吸わせたりしていた(たぶんもう出ていない)。人工初乳に、スズコの初乳を搾ったモノを混ぜて飲ませた。乳房の貼りから考えると、もしかしたら既に飲ませ終えていたのかもしれない。
 スズコの娘なので『ともこ』と命名。(なんのこっちゃ?)
 
 家路につくと、先ほどまで降っていた雨はあがり、今日も元気に流星が流れていた。どれも尾を引いているので、岩石型の流星だろうか?
 夜中にもう一度、初乳をのませに行かなければならない。
写真は、娘が激しく片思い中のゴロウ。