2番草収穫終わる カスピ海ヨーグルト

 昨日、酪農家の友人から生乳を10リットルほど頂いた。子牛の代用乳にカスピ海ヨーグルトを混ぜて与えているが、哺乳子牛が増え毎週15リットルほどの牛乳を買っており(含む人間用)、経費がかさみすぎるので相談してあったのだ。いつまでも取りに来ないので、遠慮していると思って届けてくださった。実は、牧草収穫と機械修理に追われており、そんなゆとりがなかったのだ。
 早速、梅酒の瓶などを使って、全部仕込んだ。いい匂いがしており、夕方くらいには完成するだろう。
 
 作業工賃をケチったため、切れたベルト接続は自分でやった。ベルトが切れかかっているところは何カ所もあったが、とりあえずそのまま作業することにした。スクレーパーという棒は、なんと9万円もするという。タダの、鉄の棒だろ?
 
 山の上は、昨日ほどではないが風が吹いており、昨夜の雨で濡れた牧草は、既に乾いていた。列に集めてあった牧草だけは濡れていたので反転させ、レーキを始めた。
 斜面の関係で、例年南北に集めていた場所があるのだが、風が弱まった今日でも、集めた牧草の列がバラバラになってしまうので、全部東西に集め直した。
 
 さて、ロールである。丁寧に丁寧に、壊れる寸前の機械を扱う。切れかかったベルトが、本格的に切れ始めてきた。約100本の爪で接続してある継ぎ目が解れてきて、回転するたびにはたはた揺れているのが見えた。風で舞い上がった牧草が、シャフトにからまないよう細心の注意を払う。
 日暮れまでに、なんとか全部の牧草をロールすることができた。切れかかったベルトは、根性のあるたった10本の爪でくっついているだけだった。
 これから、本格的に修理するか?もう少しましな中古機械を買うか?考えてみようと思う。
 
 頂いた生乳で作ったヨーグルトは、とても良くできていた。ノン・ホモなので、分離した乳脂肪分が表面に浮くが、とてもクリーミーで美味そうだ。これで、惜しげもなく子牛に飲ませることができるので嬉しい。生乳や代用乳と違って下痢がほとんど無くなり、初期成長がとても良いと感じてやっている。量の調節でエサ食いも良く、とてもいい感じである。