ミカン流産 アイコ 悩める収穫作業

 昨夜は、娘が夜泣きして大変だったらしい。薬の力で熟睡中の俺は、何も知らずに爆睡していた。娘と何度も起こされた妻は、なかなか起きてこなくて焦る。今日は内科検診の日だ。
 
 妻は所用で出かけ、一人で牛舎作業をする。けっこう時間がかかるモノだ。特に、超早期母子分離した子牛に、哺乳瓶ホルダーからミルクを飲ませることや、人工乳を食べさせることに時間がかかる。
 
 長いこと種が着かず。やっと妊娠して安心していたのに、昨日スタンディングしていたミカンを、診察してもらう。
「あ〜〜っ、空っぽだわ!子宮が緩んでいるから流産でしょう。発情も終わっているな〜。」
残念だが、手放すことになりそうだ。
 先日生まれたアイコの話をした。
俺   「ちっこくて可愛いんだけど、やんちゃですばしっこいんです。頭も良くてね〜。」
獣医さん「ピ〜〜〜〜ッ!ピ〜〜〜〜ッ!やっぱり頭は良いのか?でも、ピ〜〜〜ッ!」
 
 昨日切れたロールベーラーのベルトを修理した。天気は不安定だ。大急ぎで取り付け、出発しようとしたら、ベルトを通すヶ所を間違えていることに気がつき、慌てて修正。
 昼飯もろくに食べずに草地に行ったが、辺りは雨雲だらけだった。少しでも収穫しなければ、いつ終わるかわからない。レーキをかけ始めた途端、雨が降ってきた。やる気を削がれる。
 すぐにロールベーラーをつけたフォードでロールして、諦めて帰ろうとしたら、雨が止んだ。迷うところだが(普段なら絶対に迷わない)、もう収穫するチャンスが無くなるかもしれないので、強引にロールすることにした。
 
 風が強くて、既に収穫済みの草地に沢山の乾草が飛ばされていた。レーキして集めても、たちまちヘビのように蛇行する。数列集めたら、すぐにロールするという、とても効率の悪い作業となる。
 強風でも、風向きが一定していれば、その向きレーキすることで何とかなるモノだが、尾根筋の我が家は、風邪が渦を巻くのでどうにもならないのだ。強風でロールベーラーが牧草を集める直前に草が舞い上がり、機械の変なところに詰まって、危うくベルトがまた切れるところだった。
 こんな時期に、牧草収穫するからいけないと言われればそれまでだが・・・。
 
 娘の内科検診は、異常無しだそうだ。最近、一段と言葉数が増え、それに伴い表現力もアップしている。