モモエ出産 ロールベルト修理・巻き取り 

 ベルト修理のために早起きしたのだが、モニターを見るとモモエの足下に後産が落ちていた。周りを見渡すと、生まれた子牛が走り回っていた。急ぎ牛舎に行き、子牛にEMボカシを振り掛けて、へその緒を消毒し、人工初乳を飲ませる。モモエは巨乳だが、乳量は少ないのだ。
 
 子牛のために敷きワラを広めに敷いて、ベルトと接続工具を持って師匠の家に・・・。
 奥さんに許可を得て工具部屋に入ったが、肝心の万力がない!仕方なく、別の友人の家に行く。我が家の万力より強力なモノを、土台ごと借りることができた(50〜60kgほどある)。
 俺は子守りと修理担当だったが、娘は具合が悪いのか?いつもより密着を求めてきて、危険すぎ作業どころではない。なんとかサンダーでベルトを削り、接続金具を万力で取り付けた。しかし、背中に背負ったままでは、ロールベーラーにベルトを通すのは無理だった。娘の頭を機械にぶつけてしまうのだ。
 娘を降ろすと、すぐに汚いところに行ってしまい、妻の機嫌を損ねる。
 
 昼頃ようやく作業が終わり、昼飯も食わずにロールしに行った。昨日取り付けたストリングカッター作動ヒモのおかげで、トラクターから降りることなく、快調に作業は進んだ。数が数えられないので、何個ロールできたかわからないが、とりあえず、最初に刈った10ha分のロールが終わった。残り7haの分のレーキをかえようとトラクターで出直したところで、予報より早めに雨が降ってきたので、断念。家に帰って、ふてねする。
 
 俺の牛を買ってくれた方のご友人から、その母牛を褒めていただいた。購買者からの評価を効くのは初めてだったので、すごくうれしかった。俺も妻もとても元気づけられる。いい牛を作ろうと思った。
 
 娘の体調がよくないので、薬と日用品を買いに行き、そのまま夜牛舎に突入。肺炎の治療を受けたQちゃんは、熱も下がり、毛づやも良く、元気そうだった。
 
 家族3人そろって風邪だ。