ベルト切れ 最悪の体調

 ミツヒラシゲの娘は、『らっしぃ』と呼ばれていたのだが、もっとわかりやすい『ひらっしぃ』に決定した。
 
 娘が、夜中に高熱を出した。妻が、手製レモンジュースを作って大量に飲ませたら、朝までに熱は下がっていた。脱水症状だったのだろうか?保育所ではとても元気で、ご機嫌だったらしい。ずいぶん丈夫になったモノだ!
 
 今朝は、朝牛舎を早めに始めて、早めに済ませ、余裕を持って牧草作業に向かう。妻は、保育所迎えの時間までつかの間の休憩。
 南端部7町歩のテッターをかけ、日差しが強くなってからロールを始めるつもりだった。ところが、フォードのエンジンがかからない!今年換えたばかりのバッテリーなのに・・・!ブースターケーブルを取りに戻る。
 
 相変わらずの急斜面だが、順調に作業を進める。相変わらず、ロールが出来るたびに毎回トラクターを降りてストリング(ロールを縛る紐)を切りに降りる。そのうち、降りなくても切れるように、カッターの部分に紐を取り付け、トラクターの上から引っぱると切れるように細工した。すると、作業速度が格段に上がり、今日中に水道山の牧草はロールできるはずだった。
 
 はずだったとは、出来なかったということだ。ロールベーラーのベルトが切れ、作業はそこで中止。ベルトを繋ぐ部品はあるが、それを取り付ける強力な万力がない(壊れた)。機械屋さんは休みだし・・・。
 師匠の小屋にあったのを思いだし、明日の朝にでも訪ねてみる予定を勝手に組み、残り7町歩分のテッターをかける。テッターをかける回数が少なかったので、明日までに乾くか微妙だ。
 
 俺の体調は最悪で、鼻をかんだり痰を吐くと血がたっぷり混じり、頭は死にそうに痛い。何度もこみ上げてきたモノを吐き出す。今夜は晩飯抜きだ。ヨーグルトを食べる。
 妻にルゴールを塗ってもらったら、血がドボドボ出た。
 
 そういえば、切断した指だが、バンソウコもいらない状態まで快復した。一時は盛り上がった肉が臭く、大丈夫だろうかと心配したが、腐らず無事に再生された。