娘の休日

 今日は日曜日なので、娘の保育所はお休みである。 朝から元気いっぱいの娘は、背が高くなったので、いろんなところに手が届き、油断も隙もない
昨夕、一斗缶の上から落ちて顔にケガをした娘は、危険な物がいっぱいある牛舎では目が離せない。
 
 今日は、妻が娘に着きっきりで、朝牛舎は俺がやった。(写真左:牛舎に到着したところ)
 娘は妻に対しては、非常に赤ちゃんらしい気持ちを炸裂させ、俺の前ではいい子でいようとしているようだ。その分、距離があるということか?
 
 仕事はお昼まで続き、娘はベビーカーの上で寝てしまった。
 
 さて、お昼飯はどうしようと思ったのだが、友人がトウモロコシを差し入れしてくれたのを思い出す。今年は、種を買ったのに植える暇がなかったのだ。茹で上げてすぐに味見をして、美味しいことを確認してから娘に出す。
 大好評!
 1本分以上平らげ、更にピーナツバターパンをねだっていた。
 
 午後から昼寝をしたかったが、雨が降る前にやらなければならない仕事があった。食後すぐに作業服に着替えたら、娘は一緒に行くつもりで抱っこを要求。寒くなったので、牧草を積み終えてから迎えに来るから、寒くない格好に着替えさせてもらうように妻に頼んだのだ。しかし、娘は置いて行かれたと思って、靴下と靴を履かせることを妻に要求。作業服を着せるのに手間取ったらしい。
 トレーラーの上にあった牧草を適当に倉庫にしまい、娘を向かえに行こうとしたら、出かける仕度をしてやって来た。
 
 背中に背負って、牧草畑に置きっぱなしだった牧草を、トレーラーを引っぱったトラクターで集めに行く。娘は、トラクターが大好きなのだ。しばらく背中ではしゃいでいたが、やがて眠ってしまった。
 
 帰宅後、トレーラーを小屋にしまい、私はユンボパドック作り。妻は娘と買い物に行くはずだった。ところが、娘が車に乗らないとダダをこね、結局俺の背中に乗って、ユンボ作業に付き合うことになってしまった。
 1.5トンほどあるブロックを運ぶのに、ユンボが大きく揺れたり、大きな音がするのだが、娘なりに楽しんで乗っているようだった。おかげで仕事がはかどり、ブロックは全部敷けた。
 
 俺がパドックを作っている間に、夜牛舎の子牛の世話は、妻がやってくれた。俺は親牛の世話を、娘を背負ったままやった。
 
 晩飯は、手抜きの冷凍ピザ・パルミジャーノチーズかけ。娘は、思いの外チーズ好きで、沢山食べた。
 今日の体験がよほど面白かったらしく、食べている間も俺の足を自分の足で触ったままでいて、食後(俺はまだ食事中)絵本を持ってきて俺の膝に座り、何度も何度も読まされた。
 風呂に入れるのも、今日は俺の仕事になり、最後は何度も寝返りを打っている娘を、背中をトントンしてやって眠らせた。
 
 娘との絆を、一層深めた1日だった。