巨大ブロック 北海道の梅雨 扇風機修理 髪を切る

 朝一番の監視カメラで、はなえもすみれも元気であることを確認。Qちゃんも元気で、寝ている果穂次郎にちょっかいを出していた。
 娘を保育所に預けて帰宅したら、牛舎前に大型ユニックが止まっていた。昨日注文し、今朝電話で『雨降りなので、後日。』と連絡があったのに・・・。雨で地盤が緩んだため、指定した場所に入れず困っていたらしい。巨大ブロックは、重さが1.5トンほどあるので、俺としてはできるだけ使う場所に近い場所に降ろして欲しい。結局、牛舎の反対側からギリギリのところに降ろしてもらった。
 材料が来てしまったので、パドック拡張工事、新設工事、新しい子牛部屋の建設などをやらなければならない状態になった(−∀−;)。何時かはやらなければならないことなので、こうやって徐々に自分を追い込んでいくしか無い!
 
 6月、7月と雨が降らなかった反動か?8月に入ってから連日雨で、湿度は90%だ。牛舎の床は常に湿っぽく、床に落ちたエサはすぐにカビる。床そのものもカビっぽく、歩くとヌルヌルしていて気持ち悪い。ダクト換気や工場扇などをフル活用して、湿気がこもらないようにするのが大変である。
 この雨は、梅雨前線が北上しきらずにいる停滞前線で、ハッキリいって梅雨なのだと思うが、気象庁では『北海道には梅雨がない!』と言いきっている。ここ数年は、乾草収穫の時期に降っていて大変な思いをしたが、今年は収穫後に降ってくれたため、みんな良い乾草が穫れて嬉しそうである。
 しかし、今後1週間くらいの天気予報を見ると、ずっと雨である。このままでは、ペルセウス流星群のピークである13日も晴れそうにない。 
 
 『雨が降ったら畑に入るな!』と師匠の教えである。重粘土質の我が家では、雨の後にトラクターで走ると、深い轍ができて農道を壊し、滑ってコントロールが効かなくなる。そうは言っても、育成牛と未妊鑑牛の群には乾草をあげなければならず、ザクタスの長長靴が埋まるほどの泥沼の中、せっせと乾草を運んでいる。
 妊娠牛達は、人気者で頭の良いモモカが混じっているので、漏電して効いていない電気牧柵を破られ、北山採草地の馬たちに合流して、2番草を飽食している。全く困った奴らだ。
 
 俺は、サルファ30Cを舐めながら、大汗をかきかき仕事をするが、なかなかはかどらないものだ。チンタラやっていた挽回として、ゴミに捨てる予定だった壊れた工場扇を分解し、復活させることに成功した。他にやらなければならない仕事があるときほど、こういう仕事に手を出すのは、俺の子ども時代からの習性である。
 
 ハナエとスミレは、母牛のやつれ方や乳量から超早期母子分離して育てることにしたが、生まれ落ちが小さいからか、代用乳1回2リットルを飲めない。日に3回飲ませればいいと言うが、1日量がそれほど増えるような気がしない。ハナエは暑さでへばっており、母親と一緒にいたスミレとの抵抗力の差かな〜?と思ったりしている。
 
 晩飯は、手抜きのスパゲッティーだ。刻んだOGビーフとナス、ズッキーニに、隠し味として微塵切りの大葉が入っている。飯を炊き忘れただけなのだが、思いのほか好評であった。大葉を入れたのは、昼飯にソバを食べるつもりだったので薬味にと思っていたのだが、妻がクレープを作ってくれたので余ったのだ。とても合うので驚き!
 あまりに汗っぽいので、娘を寝かせた後、妻に髪を切ってもらう。バッサリ、ザックリ切ったので、頭が軽くなった。