悲しい知らせ 義母帰る さらに真夜中の仕事

 出荷当日なので、早起きして牛舎に行く。出荷牛達に水とエサを与え、最後のブラッシングをする。体重測定すると、和三郎と雅太郎は十分な大きさだが、島次郎はまだ300kgに達していなかった。11月生まれなので、出荷を一月見合わせる。
 
 ここで、悲しい知らせを聞く。我が家から出荷した子牛が、購入先で死んでしまったらしい。その牛は、病気一つしない元気な牛で成長も速く、とても人懐っこく糞出しの時はじゃれてきて邪魔でしょうがない牛だった。出荷するときも、当然咳一つするでもなく元気だった。
 それが、買われて2週間(?)ほどしたところで、風邪の一種RSで死んでしまったらしい。5種混合ワクチンを打っているのだが、ワクチンの効きが悪かったのか、その中の一つの病気だという。
 
 義母が帰っていかれた。慣れない場所なのに、大活躍していただいた。またぜひ来てください。
 
 午後から雨降りだったので、作業を休んで映画を観た。一ヶ月ほど前からずっと借りてあって、見る間がなかった「アレキサンダー」だ。
 面白かったが、疲れた。
 
 義母がきてくれたのをいいことに、いろいろお任せしてしまって、考えたら娘との接触が極端に少なくなっていることに気づいた。
 保育所に娘を迎えに行き、娘の食事に付き合って、しばらく一緒に遊んでやった。いつものことだが、かわいい。
 
 午後に作業をしなかったので、夜牛舎は、山ほどやることがあった。
 毎日糞出しするシステムにしたのを、今日は一日だけさぼろうと思っていたが、子牛の部屋の床を見たら、やらないわけにいかなかった。
 Qちゃんは、ぐったりしていた。熱を計ると40.5度あった。小さくて弱い体だが、なんとか立ち上がって、ミルクだけは飲みに来た。