不調 出荷準備

 イマイチ調子が悪い。と言うか、とても悪い。
 鬱の調子が悪いときは、仕事がはかどらず、エサを計って切り草等と混ぜればいいだけの話なのに、バケツに座ってボンヤリ時間だけが過ぎていく。うつ病経験者は、
うつ病の人が、こんな文章を書けるなんて信じられない。。」
と言う。普通は起き上がることさえ困難なハズだ。幸い、妻の母親が応援に来てくださっているので、時間になったらご飯を食べることが出来、何となく仕事を始めることが出来る。
 以前、fumichanという医師に、
「最大量のルボックスに、パキシルまで飲んでいたら、フラフラで正常な判断力や生活が出来るわけがない。」
と言われたことがあるが、意志が強いのか?鈍感なのか?うつ病耐性が異常に強いのか?苦労しながらも仕事を続け、医療問題にも取り組んでいた。
 今は、その時より薬を減らしているが、これほどひどくなることは滅多にない。
 
 それでも、ゆっくりゆっくり仕事をこなしていった。嬉しいことに、帰ったら昼飯が出来ていた。ちょっと休憩のつもりが、夕方近くまで動けなかった。明日は、市場に子牛を出荷する日なので、研いておかなければならない。
 昼間仕事が進まなかった分を、夜に取り戻そうと頑張りすぎるのも、うつ病患者の特性らしい。3頭の牛を研き、全部の夜牛舎の作業が終わったのは、10時を過ぎていた。とっておいてもらった夜飯をいただき、夜遅くまで話をした。
 こんな話が出来るのも、うつ病患者としては珍しいらしい。
 俺って変なのかな〜?