パンク テッター 耳票外れ 牛舎大好き娘 七夕

 今日の娘は朝寝坊だった。俺が出かける準備をしている間にようやく目を醒まし、布団の上に座って声を出す。次に部屋を出てきて木馬にまたがり朝の乗馬を楽しむ。その後、階段を上り下りして体を鍛え、『マンマー!』と飯を催促する。
 
 俺は朝一番にテッターをかけに行ったが、半周ほど走ったところでテッターのタイヤがホイルごと外れてしまった。ネジ留めしてあるホイルが、もぎ取られてしまったのだ。慌てて帰り、別なホイルにタイヤチューブを取り付け、再出発!しばらく進むと、『プッシュー!』と音がしたような気がした。さらに進むと、タイヤの亀裂に竹が刺さってパンクしていた。重みのかかる真ん中から、端っこのタイヤに交換してそのまま作業。新しいタイヤを買うことになる。
 
 牛舎に行くと、福四郎と浪三郎の耳票が外れていた。細い紐で編まれたヘイネットは、耳票に絡まることがあるのだ。太い紐で編み直そう。
 
 午後からもテッターに行く予定だったが、修理してから行くというハードルを越えることが出来ず、昼寝することにしてしまった。娘と3人、涼しい風の吹く部屋で昼寝。一度、何とか仕事に行こうとするが、結局娘におやつをあげたり、遊んでやるうちに行きそびれてしまう。
 
 今日は、娘も一緒に夜牛舎だ。靴を履かせて乳母車に乗せる。しばらくは、俺が糞出しをするのを見ていたが、そのうち飽きて牛舎内を歩き始め、エサをバケツからバケツに移したり、豆まきのようにばらまいたり、瓜三郎が食べているところに行き、体重5倍の瓜三郎を押しのけてエサを奪ってばらまいていた。
 そのうち、エサバケツの中に入り、台車を妻に押させて、えさ用スコップを振り回してご機嫌だった。
 
 飯の準備をしていなかったので、食堂に食べに行く。顔見知りの人に会い、天の川を見たことがないという話が聞こえたので・・・。つい熱っぽく語ってしまった。
 家に帰ると、満天の星空だ。天の川もくっきり見えていた。こと座のベガも、わし座のアルタイルもよく見えていた。相変わらず、人工衛星が飛んでいた。