糞出し ロール運び完了!算数苦手 食材がない!

 今朝は、糞出しに精を出す。子牛の部屋から出したまま積んであったため、既に発酵が始まっていた。
 
 北山にあったロールを運んだ。馬の放牧地を通らないと搬出できないかと思っていたが、積載ロール数が少ないので、何とか南の急斜面を降りることが出来た。トラクターがスリップしたり、押されて横転すれば、命はない。こんな作業に命をかけるなんて、馬鹿である。
 3往復して全部運んだのだが、数え間違いが多いのか?フロントに2個のロールをつけて運ばないと、余ってしまうところだった。一番早刈りの牧草の隣の列に4段で積み上げていった。
 食事をはさんで、さらに30個運ぶ。最後になって、数が合わない理由がわかった。このトレーラーは、一度に8ロールしか積めないのだ。俺はなぜか9ロールと思いこんでおり、フロントに1個積めば10ロール運んでいると思っていたのだ。フロントに2個つけて運ぶのは、トラクターに無理がかかるのでやりたくないのだが・・・。
 もう一つ、ロールを積むときは2WDで十分なのだが、倉庫前で降ろすときは4WDにしないと降ろせないのだ。それほど急斜面に牛舎や倉庫が建っているということだ。
 
 全部収容したら、乾草庫が半分埋まってしまった。これから、放牧地で飽食させても太らない、遅刈り牧草の収穫だ。
 遅刈り牧草を刈ることに対しては、肯定的な人はあまりいない。しかし、俺のところみたいに、周年放牧で自由採食をさせているところでは、1頭1頭が食べる牧草の量をコントロールできないので、いくら食べても太らない牧草が必要になってくると思うのだが・・・。そして、太りやすい群と太りにくい群れとで(妊娠牛と、妊娠鑑定前の牛とか)、与える牧草の質を変えているのだ。
 チモシーの穂が出たが、まだ花粉をつけていないので、親牛達は喜んで食べてしまうだろう。刈り終えてしまいたい気持ちをこらえて、まだ15町歩ほど(?)草地が残してある。
 
 妻に、野菜を買ってくるように頼んであったのだが、いろいろ忙しいようで買う暇がなかったそうだ。食事を作るのは俺の担当だが、食材が無いと作りようがない。農家なのだから、自分で食べる野菜ぐらい作りたいと思うが、なかなか手が回らず草むらにしてしまう。今後の課題だ。
 
 ところで、6月26日(?)の『ガイアの夜明け』で、村上先生が取り上げられていたそうだ。俺は長いことテレビを観てないので、そんなことを知らずに見逃してしまった。7月22日の『情熱大陸』でも村上先生のことが取り上げられるらしい。これもどうせ見逃すのだろうな〜(T_T)/~~~ 。
 誰かビデオとっていませんか?
 
 しかし、これほど注目されている『村上医師』という人を、せたな町はどのように評価しているのだろうか?掲示板の書き込みを見る限り、あまり肯定的ではない。財政難のせたな町では、福祉施設の整備が遅れており、そのことが社会的入院を受け入れざるを得なくなって、さらなる赤字を生み出している。そのことに対する対策も見てこない。
 あと数日で、夕張診療所併設の老人保健施設が開設される。病気治療をした老人を、リハビリをして家に帰るようにする施設だ。訪問診療と共に『社会的入院』を無くすための大切な施設だ。
 新生せたな町ではその価値が理解されなかったが、高齢化が進む自治体では避けては通れない課題を、民間主導でやっていこうとされている。