さらに刈り取り クボタ修理 ゴロウとカイトの活躍

 娘は、ルゴールと吸引治療のおかげで、快適に寝られたようだ。朝から、すき焼きうどんに興奮し、驚くほど食べて保育所に行く。
 
 朝牛舎を妻と協力してやり、俺は牧草刈り取りをやりに行った。機械は、直しながら使うつもりだ。モアコンディショナーで刈り取るが、雑草が多く、アザミやカモジグサなどが混ざっていた。何回か刈り取っているうちにいい草が生えてくるだろうか?
 俺の草地も、入植した年はヨモギやイヌイタドリ、フキ、ギシギシが沢山生えてたが、毎年2回の刈り取りで、雑草がほとんど目立たなくなった。早期に牛を放牧地に出すため、アザミとヨウシュウヤマゴボウ以外は、ほとんど無くなってしまった。
 
 クボタM8030の重りを留めるボルトが来たので、スタンドに修理に行く。片側だけ外れたのだが、反対側の1本も折れていたので外してみると、他のネジもねじ山が潰れており、外れる寸前だった。部品の追加注文し、仮留めしたままテッターに行く。
 
 用事があって友人宅に行くと、生まれたばかりの子牛が行方不明だという。こういう時知らん顔していたら、農家を続けることなんて出来ない。話を聞くと、刈り取っていない草地に行った可能性が高そうだったので、牧場犬のゴロウとカイトを草地に走らせる。草丈1mの広大な牧草地から、うずくまって隠れている子牛を人間の力で探し出すのは大変なことだ。
 ところが、ゴロウとカイトは数分で子牛の居場所を探し出すことが出来た。我が家の子牛部屋がキチンとしていなかったころ(今より)、我が家でもしばしば子牛が脱走し、草むらにうずくまっているのを探させていたので、探索はお手の物である。子牛を立ち上がらせて泣かせた後、意気揚々と俺のところに帰ってきた。子牛は抱きかかえて牛舎に送り届けた。
 
 夜牛舎の後、お礼にもらったカレイの干物を、酒のつまみに2匹焼いたのだが、娘に1匹丸ごと食べられてしまった!