38.8度 血痰 勉強会

 あまりに熱いので体温を計ってみたら、久しぶりに38.8度あった。節々が痛い。咳をすると、血の混じった痰が出る。飲み物や食べ物を呑み込むと、喉が痛む。それでも食欲は減少しない。
 多少の計画変更はあったが、朝一番にテッターをかけることができた。
 
 時間ぎりぎりに町内視察会に間に合った。
 牛の師匠が最初だったが、ちょうどテッターをかけて帰ってきたようだった。施設が機能的で、よく考えられて作ってあるのも印象的だったが、牛が良く太っているのが目についた。トラクターを使って、毎日糞出しをしているそうだ。
 何軒かの生産者の牛舎を見せていただいたが、機械力による糞出し、ウォーターカップ、一頭あたりの面積の広さなど、いろいろ勉強させられた。
 
 俺の体調不良もあるが、俺の牛舎が一番汚かった。トラクターの入れない低い天井。無理矢理こじつけた狭い子牛部屋。一輪車で糞出しするのさえ大変な部屋もある。課題は山積みだ。
 
 視察の後は、ジンギスカンだった。死ぬほど苦しかったが、しっかり食べた。帰ったら、テッターかけに行こうとしたが、あまりの体調の悪さに諦める。
 夜牛舎も、友人に手伝ってもらった。おかげで、俺は親牛だけ管理すればよく、とても助かった。しかし、頭がぼけており、明日獣医さんに診てもらう牛を放し、追いかけるハメになってしまったり、脱走常連のモモカが太り始めたので、妊娠牛の群れに戻したり・・・。結局時間がかかってしまい、家で待っていた妻に怒られる。
 それでも、明るいうちに食事が出来た。