やってしまった

 朝一番に、何社もの週間天気予報を見て、草刈りを決意した。牛舎作業を妻に任せ、娘を背中に背負ったまま、前山西斜面を刈り取りに行った。ここもギリギリの急斜面で、100馬力のフォードが8段変速の3速まで落としてやっと登る。平地なら6速で作業できるのだが・・・。作業中の8割は後ろを向いて作業するのだ。オフセット牽引の刈り取り機を、急斜面の複雑な地形に合わせて、刈り残しの無いように操作するのは難しい。
 右に左に大きく傾く大音響のトラクターの中で、娘は汚れた鏡に映る俺を発見して喜んでいたが、まもなく熟睡。2時間後、牛舎作業を終えた妻が、娘を迎えに来てくれた。
 やっぱり、背負っていないと楽だ。そばを通る度に、娘が手を振ってくれるのが嬉しかった。
 
 3時間かかって刈り取り、家に帰ってみたら、週間天気予報は各社とも変化しており、俺が市場に行っている日に雨が降るらしい。アーメン(T_T)/~~~ 。乾草が欲しいと思って刈ったのだが、牧草収穫に集中できない状態でやるのはよくないという見本である。
 
 刈り取りのためにいろいろ無理をしたのだが、結果として体に激しい疲労物質を溜め込み、夜中にうめき声を上げるほど疲れた。