判りやすい娘 判りやすい堆肥発酵 

 今朝は朝から娘を背負って朝牛舎だ。雨が降っており、どんな格好で行くか迷うところだ。俺は自分の温度感覚に自信がないので、天気予報の気温を見て、11℃あるらしいから寒くないと言っていつもの格好をさせたのだが、妻はおしめを交換するのを忘れていたので、全部脱がせて厚着になった。
 ウンチをしており、おしめを外したら、『コロリン』と一粒転がり落ちてしまった(>_<)。慌てて素手で拾って事なきを得た(?)。運古は仕事柄、普段から扱い慣れており、躊躇無く拾うことが出来たのだが
「普通、ティッシュで拾うとかするよ〜!」
と言われ、初めて変だと気がつく。
 
 出かけるとき、娘はしまってある靴を持ってきて、真っ直ぐ俺を見つめて
「ハイ!ハーイ!ハ〜〜〜イ!」
と、靴を履かせることを催促した。とても、意思疎通が上手な子だ。自分が何をしたいか、ハッキリ相手に伝えることが出来るなんて、素晴らしいことだ。誰に似たんだろう?
 保育所でも、自己主張がハッキリしており、とても判りやすいそうだ。しかも、頑固らしい。
「ガウッ!」
と怒るそうだ。俺は子どものころに、親に『イヤだ』と言うことを許されていなかったし、意見を言うなど恐ろしいことは出来なかった。おかげで、今でも自分の意志を上手く相手に伝えるのは苦手である(本当)。
 
 人のすることもよく見ており、犬達の水飲み洗面器に靴下を着けて振り回している。洗っているつもりらしい。慌てて
「ちょうだい。」
と言って受け取ったのだが、すぐに次の靴下を持って洗面器に向かう。どうやら、イモ植え見学をしたとき、汚れた靴下を保育師さんが洗ってくれ、それを見て覚えたようだ。
 
 牛舎作業は、基本的に俺が背負ってやる。背中を丸めるとおんぶ紐がきつくなるので、背筋を伸ばして腰をかがめて作業する。結構きつい。
 
 午後から妻と出かけたので、俺は一人で堆肥の切り返しをやった。昨年の秋までに集めた堆肥で、冬の間平らに広げて牛達のベッドになっていた堆肥の山。今年の冬に溜まった堆肥の山。春から牛床を剥がして出来た堆肥の山。三つの堆肥の山があったが、古い堆肥と、春からの堆肥は、菌糸が白く発達しており、モウモウと湯気が上がっていたのだが、冬の堆肥はそれほど発酵が進んでいなかった。
 違いはEMボカシの散布量と思われる。イヤな臭いも少ないのだ。嫌気性菌も多く含まれているので、堆肥の下の方でも良く発酵していた。
 自分が工夫して見た結果が、このように明瞭な結果として表れると、もっと頑張ろうという気になれるものだ。
 
 娘が帰ってきて、3人で牛舎作業だ。早めに終え、犬達も雨で泥だらけだったので、シャワーできれいに洗ってやる。娘は、拭き終わってジッと待っているゴロウに、嬉しそうにちょっかいを出しては大はしゃぎしていた。飯を食べているとき、手についたご飯粒を犬達に舐めさせ、その手で飯を食うのは困った。犬達は毎年駆虫しているが、すぐにでも駆虫しなければ!
 今日は、開きサンマとピーマン、トマトとキュウリを炒めて、バルサミコと酒で味を調えたものだが、腹側の小骨は口に触ったようだ。ピーマンとトマトは、良く煮えていないと出すようになってしまった。サンマの切れっ端と抱き合わせで食べさせる。
 食後も、犬達と遊んだり、風船でサッカーをしたり、とても楽しい休日だった。と言っても、俺たちは休みではないが・・・。