新リズム2日目 第2産室改造 果樹定植準備

yonemiki2007-05-11

 牛達は、新リズムにもすぐに順応し、エサ箱も水桶も牧草もよく食べてあった。エサは助手に任せ、俺は切り草、減乳中の2頭と瓜三郎の哺乳、子牛部屋の糞出しなどに精を出した。これから先の季節は、糞出しと換気さえ気をつければ、そう簡単にコジケさせることもない。分厚く溜まった牧草と牛糞のベッドは、乾いており寝心地が良いようで、剥がし終えたコンクリートの上に降りなくて大変だった。持ち上げようとすると、150kg以上の体重でフォークの上に乗ってくるのだ。かなり腰にくる。
 
 第2産室の欠点である草架を外し、横柵を外して縦柵に切り替えた。出荷牛の為に空き家になった第2産室には、黒豚ローズが床剥がしの為に入れてある。ローズは広くなった部屋と、部屋の中に人が入ってくれたうれしさを、寝ころんで腹を撫でさせることで表していた(ドアの前に寝ころぶ為、満足させて退いてもらわないと出れない!)ついでに、久しぶりに乗豚を楽しむ。いつの日にか、俺たちは馬に乗り、娘がローズに乗ってトレッキングに行く日を夢見ている。
 
 サクランボを植える場所に、2000kgほどの堆肥を運び、石灰を撒いて1000kgを定植場所の広範囲の土と混ぜた。残りの1000kgは既に植わっている2本のサクランボの根元に敷いてやる。
 リンゴとブドウを植える予定地は、さんざん迷った挙げ句、前の住人が牧草ロールとサイレージが捨ててあった場所に決定した。ラップフィルムやヒモを回収すると、風当たりも弱く、土が肥えているのだ。しかも、ゴロウとカイトの勢力圏内なので、ウサギの害が無いのだ。(代わりに、ジョンとココアの害があるかも?)ユンボを使って地面を均しながらゴミを掘り出す。
 
 夜牛舎は、娘を向かえに行く前に助手がエサだけやってくれ、俺は牧草と水とミルクだけやればよかったので助かった。おかげで、晩飯前に終わらせることが出来た。
 晩飯は、タケノコとウド・タラの芽が入ったチンジャオロースだ。娘は、タラの芽が好きなことがわかる。ピーマンは、歯ごたえが無くなるくらい火が通ったものなら食べられるようだ。
 
 満足した娘は、とうとう我が家の急な階段を、2階まで登りきってしまった。