億万長者! 育成牛を放牧地へ 部屋拡張 メロン出産の騒動

yonemiki2007-05-05


実は忙しくて書くのを忘れていたのだが、2日ほど前に未確認飛行物体を見た。いつもどおり空を見ながら牛舎に行ったのだが、2等星級の人工衛星が一つ、3等星級の人工衛星が一つ、それぞれ別なコース取りで我が家上空を通っていた。と思って見ていたのだが、2等星級の飛行物体は、人工衛星にしては速すぎる。そのうち光度を増してマイナス2等星くらいまで輝いて、スーッと消えていった。巨大流星だったのだろうか?一応
「億万長者になりたい・・・」
と3回願ったが、あれはいったい何だったのだろう?時間にして20秒くらいはあったと思うが・・・。もう一つの人工衛星は、何事もなかったように我が家上空を通り過ぎていった。
 
 今日は俺一人で牛舎に行き、溜め込んでいた敷きワラ交換に精を出した。そのうち妻が娘を連れてやって来た。娘が
「トーちゃん。ハイ!ハーイ!ハ〜〜〜イ!」
と、俺のところに行くことを請求したらしい。何と嬉しい\(^O^)/。
 
 牧柵の一部を開放し、育成牛と未妊鑑牛を放牧地に放すことにした。ところが、出入り口がぬかるんでいるため、誰も前山北斜面の放牧地に行こうとしない。仕方なくユンボで整地してやる。昼飯を食いながら外を見たら、整地した道を通って放牧地に新芽を食べに行っていた。放牧地でウシが草をはむ姿は、和やかなものである。この時は、その後起こる事件を予見することは出来なかった。
 
 マロンの治療の後、娘が寝たので俺は牛舎に行き、秋三郎と幸三郎の部屋拡張工事をした。材料はその辺から拾ってきた木材で、差し金も巻き尺も持たずに作ったわりには良いのが出来て満足している。
 こういう作業の時、工具が途中で息切れしないのは嬉しい!
 
 晩飯を食いながら、予定日が近づいたメロンを繋ごうという話になった。牛舎に行き、放牧地から育成牛達を呼んだが、メロンが帰ってこない!イヤな予感がしつつ糞出しをして待つが、帰ってこない。懐中電灯を持って放牧地に行ったら、白く光る目玉が2組みあった。子牛が生まれたのだ!行ってみると、体は良く舐めてあったが、まだ立ち上がっていなかった。抱きかかえ、メロンに見せながら急斜面や絶壁の道を帰ったのだが、メロンは子牛を見失い、急斜面の放牧地に帰ってしまった。実は人工初乳が在庫切れしており、是非ともすぐにメロンの乳を飲ませる必要があったので、再び放牧地に追いかけに行く。メロンは絶壁の山頂におり、俺は必死になって登り、牛舎に向かって追い戻す。しかし、新牛舎の方に迷い込み、捕まらない。子牛を生んで、パニックになっているのだ。再び山頂に・・・。
 今さら大きな雄子牛を抱きかかえて、放牧地を歩き回る元気は無い。途中まで子牛を連れて行った状態で、綺麗な草の上におろし、再び山頂に登る。先ほどのコースで帰ってくれれば、子牛に気がつくはずだ。ところが今度は、堆肥舎の方に逃げてしまった。仕方なく、ぬかるむ道を子牛を抱きかかえて追いかけ、苦労して対面させた。しかし、ちょっと気を緩めると再び放牧地に逃げられる可能性があったので、細心の注意を払って牛舎への通路を確保し、ようやく連れ帰り、スタンチョンに繋ぐ。産室が開いていないので、他の親牛を追い出し、子牛を舐めさせようと放してやったら、高い柵を体重でへし折りながら外に逃げ出してしまい、これを捕まえるのにさらに苦労した。ようやくスタンチョンに繋ぎ、子牛を乳首に吸い付かせることが出来、一安心。
 牛舎作業が終わったのは、夜中になってしまった。