子牛の運動場整備 ハンドパワー 嬉しく長い夜

yonemiki2007-03-21

 暖かくなってきて、子牛たちは元気だ。超早期母子分離で育てた秋三郎と幸三郎は、1月に生まれたのに、一度も風邪や下痢をせず元気に育ち、先日牛衣が破れそうなくらい大きくなったので、脱がせて洗ってある。エサももりもり食べ、もうすぐ離乳だ。
 福四郎は相変わらず、母乳だけでは足りず、代用乳もタップリ飲む。デブのフクが、痩せるほどの乳は出ていそうにない。1週間ほど母乳を吸わせると、子宮収縮ホルモンが出て、発情回復には良いので、もうちょっと吸わせてみる。こんなことも、ベビーラッシュになったら出来ないことだ。
 
 今日は、子牛の運動場にする場所に貯まった水の排水と、単管を使って柵を作る作業をした。ここも乾燥したら、コンクリートを貼って、掃除できるようにしないと、泥沼になりそうだ。曲がった単管を修正しながら、2段張りの柵にした。3段張りにすると安心なのだが、無いものはしょうがない。外側に電気牧柵を張り、出そうになったら痛い目に合うように仕掛けをするか?
 
 ナミコが、出産しそうでなかなか出産しない。腹を蹴るけど、ただ痒いだけだったり・・・。明日は、絶対に外せない用事があるので、明日生まれたら困る。尻尾と骨盤の腱も伸びきっているし、おっぱいもパンパンだ。このままでは、今夜遅くか、明日生まれる。
 仕方なく、禁じ手のハンドパワーで陣痛促進をした。ちょっとパワーをかけすぎて痛かったようで、太ももに強烈な蹴りを3発食らった。あと2cmずれたら、○○を潰されて去勢になるところだった。俺は、こういう痛みにはとても鈍感で、そのまま作業続行。しばらくしたら陣痛が始まった。
 一旦飯を食いに帰る。(今日は白米が無くなってしまったので、妻がお産の時に『低インシュリンダイエット』のために買った玄米2合を、でっかいコーヒーカップに入れ、始め菜箸5本で突いた。全然効果がないので、すりこぎに変えてさらに突き、3分突きくらいにはなったろうか?)が炊いてあった。ラム肉と野菜の炒め物に、沢山余っている納豆を入れて美味しく食べていたら、監視カメラのナミコは、あっさり出産をすませてしまった。
 後ろ髪を引かれる思いで、牛舎に急行!また標準サイズの雄だ!『浪三郎』と命名。今年に入ってから、ヤスヒメの死産も含めて、雄ばかり生まれている。再来年は、高額納税者になれるだろうか(単純!)。
 浪三郎は、生後15分で立ち上がり、20分で立ったまま哺乳瓶から人口初乳を飲んだ。体を乾かしながら、母乳を飲むことを促したが、なかなか吸い付かないので、700ccくらい搾って飲ませたら、その直後から自力で母乳を吸っていた。牛衣を2枚着せ、十分乾かしたので、今日の夜中に初乳をのませに行くのはさぼっても大丈夫かな?
 飯の残りをビールのつまみにしながらカメラで見ていると、結構母乳を吸ったあと、走り回って遊び、今は母親の足下で眠っている。