さりげなくジョンとココア デジカメ届く 大動物の大群の足音

yonemiki2007-03-20

 いつもどおり、子牛にエサや牧草をやって、一応全部チェックしていたら、ジョンとココアが子牛のエサを食べていた。とてもさりげなく、悪びれた風でもなく自然だったので、笑ってしまった。鍵の閉め忘れだ。ジョンを引っぱって小屋に連れ帰ると、ココアは素直に付いてきた。
 ナミコが、腹を蹴る行動をしたので、陣痛が始まったと思い、牛舎の大掃除をした。ナミコは乳の出も良く、子牛は大きく育つし、発情回復も早いのだ。代用乳の併用もしながら、ミルク代をケチろうともくろんでいる。福四郎が吸い付いても、蹴るそぶりもなく寛大に受け入れている。
 
 天気も良く、暖かくなったので、小さい子牛たちも外に出られる準備をした。まずは、扉の前にうずたかく積もった牛糞を、搬出しなければならない。かなり頑張って扉がかろうじて開くまでやった。外の柵もやりたかったが、腹が減ったので中断。
 今のうちに、林間放牧をしたいとも思っているが、一人でやれることには限界がある。果樹を剪定し、橋板にちょうどい板を4枚発見して、家の側に運ぶ。板の上には、大量のカメムシや、糸トンボが冬眠していて、カメムシは水たまりにたたき落とし、糸トンボは日当たりの良い場所に板を置いて、別な場所に移動してもらう。
 
 デジカメが届き、代引きだったので仕事は中止。家に帰り、代金を支払う。電池を充電し、カメラを見ている打ちに熟睡してしまう。
 
 家の前を、大動物の大群が走り去る地響きに驚いて目が覚める。既に真っ暗だ。牛か馬の脱走だ。体がだるく、動くのに苦労したが、家の前には足跡や糞は落ちていなかった。牛舎に行ったが、どこも荒らされていないし、雪の上に足跡もない!
「夢か?」
腹が減ったので家に帰るが、食うものがあまりない。蕎麦を食べて、夜牛舎。
 早速、デジカメを試す。昼でもくらい牛舎なのだが、本格的な照明を当てたように明るく写った。福四郎は、母乳と1.8リットルの代用乳で、元気いっぱいだ。

 かなり遅い時間にようやく夜牛舎を終え、家路についたが、馬の姿が見えない!ゴロウとカイトもいない!脱走して、隣まで遊びに行ったかとドキドキし、一応脱走経路を暗闇の中散策するが、新雪が降って足跡が見えない。しかし、6頭もの馬が走れば、絶対にグチャグチャになるところも、綺麗なままだった。
 口笛を吹いてみたら、まずゴロウが飛んできて、その後からドドドドドッと音がして、馬たちが北山(敷地内)から走ってくる音が聞こえた。ホッ! 
 カイトの姿が見あたらないと思ったら、玄関の前でちゃっかり座って待っていた。さすがカイトだ!