事故多発で疲労回復出来ない朝 EMボカシ仕込み 

 牛舎に行ったら、ジョンとココアが幸せそうな顔をして待っていた。鶏小屋の鍵を外して、子牛のエサを盗み食いして動けなくなっていたのだ。気がつくとカイトが見あたらない。慌てて向かえに行くが、俺の車を見て隠れたのか?まだ到着していないのか?見つからなかった。
 牛舎に入ると、スズコのスタンチョンが壊れて外れ、彼女は走り回っていた。嬉しそうなのだが、エサ置き場周辺の惨状を見ると、俺は嬉しくなかった。
 堆肥舎の牛達(妊娠牛)が、腹を空かせて叫んでいたので、トラクターで美味しくない牧草を持って行って、縛ってある紐を切っていたら、ユキなど数頭がゲートから飛び出し、笹の葉を食べに行ってしまった。
例年なら積雪で脱走経路が限られているのだが、今年は自由に逃げ回れる。数頭を一人で追うのも大変なのだが、そのうち次々脱走して、テンデンバラバラの方向に走り出した。枝分かれして逃げるのでとても難しいのだが、トラクターで先回りして遠くに逃げた牛から追い返して回収する方法を取る。牛舎に逃げ込んだ牛を、一旦トラクターから降りて、囲いの方向に追い出し、逃げ道をトラクターで塞いで、堆肥舎の中に追い込んでいった。今思い出しても疲れる!
 何とか追い込み終わって、ゲートを閉めて牛舎に帰ったら、モトツボが牛舎の奥深くまで入り込んで、子牛のエサを盗み食いしていた。手で引っぱって、連れ帰る。育成牛の中に紛れ込んだカズエも、同じく手で引っぱって帰す。
 
 運古を片付けてから子牛の世話を始めたのだが、お昼を回っていた。牛の世話を終えてから、いつのの場所に行ったら、カイトが友達と遊んでいた。やはり、去勢するしかないのだろうか?ゴロウのように、常に俺の目の届く範囲にいてくれ、口笛を吹けばすぐに帰ってくる状況なら、隣まで800mもあるこの家では特に繋ぐ必要を感じない。しかし、カイトのように何㎞も離れたところまで遊びに行ってしまうのなら、繋いで飼うか?それとも・・・。
 
 午後から、EMボカシを大量に仕込み、共済に頼んだ薬を取りに行くのを忘れていた。散布用と、エサに混ぜる用を、合わせて30kg分仕込んだ。
 
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