タエの種付け マサコ妊娠 

 秋三郎が生まれたことで、大ベビーラッシュは一段落した。モトツボとヤスヒメの子を死なせてしまうという、大損害(精神的にも経済的にも)があったが、子牛部屋も何とか足りそうで、それなりに元気で育っている。
 現在20頭の子牛がいるが、現在の施設ではこれが限界だ。親牛をさらに増やしたので、新しい部屋作りを本格的に考えなければならない。
 
 タエにPGを打ったことを忘れていたのだが、マウンティングされるようになったのは、9時以降だった。午後から種付けでちょうど良い。後は捕まえる苦労だけだ。
 今年は暖冬で、70歳以上の高齢者が
「こんな年は、初めてだ。」
と驚くほど雪がない。
 捕まえると言っても、70アールほどの運動場を、自由に走り回る発情牛を追いかける作業は、口で言うほど簡単な作業ではない!発情していなければ、ゆっくり近づくことで、簡単に捕まるタエも、もうちょっとのところで逃げてしまう。
 ものすごい時間をかけ、タエとマサコを捕まえ、枠着きスタンチョンに繋ぐ。昼飯を食いながら、韓国映画『永遠の片思い』を観てウルウルしていたら、獣医さんが突然やって来た。200m離れた牛舎から、運動のために走ってきたらしい。
 タエの発情だが、卵胞がまだ固いので「平茂勝」をつけるのは止め「安茂勝」で我慢した。種によって値段が全然違うのだ!
 マサコは妊娠していた!
 
 他に色々あったが、青色深刻の伝票整理を深夜までやったので省略。