モモカ種付け アカリ妊娠 空き部屋消毒 去勢 米ぬか ファックス

 牛舎に行ったら、ジョンとココアが幸せそうな顔をして向かえてくれた。鶏小屋から脱走して、配合飼料を盗み食いに来たのだろう。ジョンの体が上から見ると菱形に見えるほど腹が膨れていた。ジョンの首輪に紐をつけて、鶏小屋にお引き取り願う。昨夜北風が吹いていたので、もしかしたらドアが開いてしまうかな〜と思いつつそのままにした為だ。 
 
 獣医さんが来て、モモカの発情確認に、超音波エコーを使っていた。卵胞が見え、発情とすぐ判る。「安茂勝」をつける。
 アカリの妊娠鑑定も、胎児が移っているのでとても判りやすい。7週目に入る、雄雌の判定も出来るらしい。
 微弱発情のタエを診たら、発情黄体が観察でき、1週間前に発情していたらしい。マウンティングなどの具体的行動に出てくれないので、PGをもらい、3日後に注射して、さらに3日後に種付けだ。
 肝蛭の薬を貰ったので、下痢気味のタエに飲ませた。スリムなスズコにも飲ませてみよう!
 
 茂太郎と真由太郎がいる産室を空けるために、蜜四郎がいた部屋を塩素消毒した。目が痛いので、風を送って乾かす。
 雪三郎と綾三郎の去勢をした。ゴロウ達が(おやつをもらえると思って)とても興奮していたが、俺の晩飯だ。
敷きワラとEMをタップリ撒いて、傷口が化膿しないように気を配る。綾三郎の術痕が綺麗に仕上がらなかったのが残念。
 手術中、尿石を発見したので、夜牛舎の時カウストンを糖蜜で甘くし、哺乳瓶で飲ませた。
 
 電気屋さんに、壊れたファックスを直すか?新しいファックスを買うか?と尋ねたが、買った方が安いらしい。変な時代になったな〜と、年寄りみたいなことを思った。子機2台欲しいと思ったが、莫大な金額になるので諦めた。本機を置く場所を考えて使えば、それほど不自由しないだろう。そのうち大金持ちになったら、子機を買い足そう!
 
 不祥事があり、それが知れ渡ると医師不足で北桧山国保も存亡の危機に立たされるかも知れない。言いたいことは色々あるが、青色深刻の処理をするのでしばらく休み。発表するかどうかは、町長・笠原議員の対応次第かな?話し合いをして、納得いく答え(嘘でなく)が帰ってくればいいだけだけど、誇り高き町長はきっと無視するだろうな〜。
 俺の知らないところで、俺をつるし上げにするような話し合いが行われた以上、俺も自衛せざるを得ない!

 俺としては、北桧山国保が若者の信用を回復することが出来ないなら(小児科は廃止したそうだ)、閉鎖するか、診療所化して道南ロイヤルに委託した方が、町財政のために一番イイと思っている。財政非常事態宣言しているのなら、それくらい思い切った改革をするべきではないか?
 瀬棚診療所は公設民営化して町財政から切り離す。大成は地理的に大変だから、町立診療所として残し、小六先生が定年になられるときに、瀬棚の公設民営と協力体制が出来たら良いなと考えている。公設民営化には、それぞれの地区の住民の意識向上が不可欠だと思う。