綱引き ユンボ・トラクター救出作戦 娘との電話 猫舌

yonemiki2007-01-21

 出産日を過ぎたアキコとサチコは、出産したとき顔が動きやすく監視カメラで写しやすいところに夜繋ぎ、朝はどうせ俺がいるので反対側の顔が動かないところに繋ぎ直す。いつものことで、これまで何も問題がなかったのだが、今日は突然アキコが反抗した。移動させたところにエサがないのを覚えたのだろうか?躾けるときは、一なめのエサをやるのだが、習慣化するとめんどくさくてやらないのだ。夜間給餌することで、昼間の出産率が80%になるので、それもあって手を抜いていた。
 今日、突然アキコが反抗し始めた。モクシではなく、鎖を首に巻いただけの巨牛アキコを抑えるなんてほぼ不可能だ。後頭部を柱に叩きつけられて倒れた俺を置いて、さっさと道路側に逃げていった。これまでの数日間、あれほど簡単に引き牛出来ていたのだが、アキコは昔からあまり信用できない牛だ。年を経て大人しくなったと思っていたが・・・。新牛舎に行ったので、声をかけながら近づき、鎖にヒモを着けて引っぱったのだが、途中から何かが気に入らなかったようで、引き倒されてしまった。
 夜にモクシを着けるときは、抵抗したり暴れたりすることなく、穏やかな顔をしていたのだが・・・。
 
 今日は寒気が緩んだので、ユンボのキャタピラの氷が緩んだかと思って行ってみた。ところが、氷はさらに分厚くなっており、大ハンマーで叩いても割れないほどに成長していた。埋まったトラクターの周りの凍った土を退かさないと、全く動く気配がないのだが、どうしようもない!バケットでズリズリ移動しながら、凍った土を退かし、ついでにユンボの下のぬかるんだ土を剥ぎ取り、キャタピラの下に角材を置いてみた。強力バーナーで何時間も暖めないとダメかも知れない。
 
 娘と久しぶりに電話した。と言っても、娘は俺の声がする受話器を舐めているだけだが・・・。最近、バイバイを覚えて、バイバイと言われると手を振るようになったのだそうだ。
 
 飯を食ってちょっと一休みのつもりが、8時頃になってしまい、いつもと替わらない時間帯になってしまった。
 モトツボとモモカ(No.1と2)が、エサを食べすぎて太りすぎるので、牛舎でダイエットを始めた。要するに、敷きワラのような牧草をやって、夜間の飽食を止めさせ、他の牛に牧草が回るようにしたのだ。不味い草を見て、不機嫌そうだった。
 いつも話題の蜜四郎だが、ミルクの温度がちょっと高いと、飲むのを拒否するのだ。仕方なく他の牛に飲ませ、彼のためにぬるいミルクを作り直す。