死亡確認 ユキ妊娠 ゴロウの遠吠え 馬に水 掲示板管理

北桧山や大成では、若者子どもが受診していない。高齢化率は大成が4割。瀬棚と北桧山は3割だ。
 寝坊した。獣医さんへの電話は8時半までなのだが、9時頃まで目覚ましを無視して寝ていた。一応かけてみたら、すぐに連絡を取ってくれた。そしてすぐに来てくれた。
 足が見てている段階で獣医さんを呼んであったのなら、呼吸・心停止で生まれても、血管注射で何とかなることもあるそうだ。ここは家から遠いし、電波が届かないところだし、携帯は不携帯だった。
 ついでに、ユキの妊娠鑑定をしてもらい,OKだった。畜産は立ち止まらないのだ。妊娠牛の群に合流させ、牧草を入れてやる。未熟だった堆肥に、敷きワラが踏み込まれ、とても快適な状態になっていた。EMも沢山入っているので、春に一混ぜするとすぐに使えそうだ。
 ヤスヒメを外に出してやった。一度も我が子を舐めたり見たりすることなく別れたのだが、しばらくするとすぐに帰ってくる。何か忘れ物をしているような気分なのだろう。
 アキコやサチコのお産もすぐだ。急いで準備をしなければ!
 
 昼飯を食べていたら、久しぶりにゴロウの遠吠えを聞いた。カイトはよく遠吠えするのだが、ゴロウは俺の悲しみを感じているのだろうか?昨夜も、俺のことをとても心配していたし・・・。
 
 馬が脱走して笹を食べていたので、空っぽの草架にロールを入れてやり、雪の中からホースを掘り出し、馬に水をやった。全頭、どこからともなく帰ってきた。
 今日は暖かかったので、凍りついたキャタピラを動かすチャンスだったのだが、そういうことで出来なかった。
 
 夜の牛舎だが、今日は仕事がはかどらず、しばしば手を休めて牛を見ていた。
 ヤスヒメが繋がれていたスタンチョンの金具が壊れてしまい、お産の苦痛と8人力滑車で引っ張り出した力の強さ(陰部が避けないようにゆっくりやったが)を物語っていた。他にも壊れた部分があったので修理してから、普通に夜牛舎をやった。

 掲示板に、町長の発言や、笠原議員の笠原メモ2に対するコメントが多く入っていた。ちなみに笠原メモ2(俺のブログか掲示板の一部を切り取ったもの)は、町長派議員にしか配られておらず、詳細は判らないそうだ。
 俺の目的は、せたな町の医療向上で、北桧山区だけとりあえず医師の数をそろえるのではなく、子どもから若者、老人まで安心してかかれる「かかりつけ医」のいる医療機関の再構築だ。それに必要な医師は、小児科も診れる総合医だと言い続けている。診療所を医師一人で受け持ちながら、当直までやらされるのは、医師の生活を著しく破壊し、長続きしない。
 俺を名指しで医師が来るのを妨害していると町長が話したのなら、俺としては白を黒に変えてしまう議会ではなく、法廷で決着をつけるべきだと思っているし、町長や笠原氏もその勝算があってやっておられるのだろう。どうせやるなら、前回の「原文問題」や、「嘘つき発言問題」も全部洗いざらい、決着をつけることになるだろう。