タイミングの悪い日 子守な日

おむつ替えてのポーズ
今日は、妻が札幌に乳ガンの経過観察にいくひだ。俺は、ユキの種付けを頼んでいたので、早めに牛舎に行きたかったのだが
「行かないで!」
と引き留められた。体調がすぐれず、行こうかどうしようか迷っているという。予約もあることだし、さっさと行くように促し、娘の薬を飲ませたりして手伝う。
 
 ゴロウ達が獣医さんが来たのを教えてくれたので、急いで着替えて牛舎に行く。種付けする牛のお尻付近に溜まった運古を退かすことさえやっていない。結構良い発情だったみたいだ。PK−672という検定中の種を着けた。
 スタートが遅れた分、作業も遅くなり、糞出し前に腹が減ってしまった。急に「ふれんど」のパンを食べたくなり、パンク修理も兼ねて出かけた。
 
 ふれんどは、だいたいの位置しか訊いていなかったので、目の前にいながら、看板を発見することができなかった。諦めて、コンビニのおにぎりを買い、ガソリンスタンドにパンク修理に行く。
 すると、スタッフがお休みでやってる暇がないという。
 仕方なく、米ぬかともみ殻をもらいに米農家の友人宅に向かうが、留守だった。
 
 家に帰っておにぎりを食い、牛舎作業に出かけようと思ったら・・・。仕方なく、掲示板管理などをして過ごす。
 フリーになって、時計を見たら4時15分。すぐにでも夜牛舎を始めるべきだったが、15分だけ寝ようとアラームをかけて寝た。起きたら6時だった。娘を向かえに行く時間だ。すり減ったタイヤのハイラックスは、燃料がエンプティーを刺していたが、財布を忘れたので途中で入れることもできない。買い物もあったのに・・・。
 時間ぎりぎりに今金保育所にたどり着き、省エネ運転でなんとか家に帰る。
 
 妻の帰りが、10時30分を過ぎるということで、連絡帳を見ながら、薬の時間を調節したり、自分の飯を作ったり、遊んでやったり、おしめを替えてやったり・・・。
 娘は、おしめを替えるときに、両足を両手でつかんで、交換しやすい体制を取ってくれる。ありがたいのだが、複雑な気持ちだ。
 縦格子に捕まりながら、自由に立てるようになり、ネコや犬が側を通ると、大声で何か話しかけていた。寝る前のミルクも200ccタップリ飲み、ベッドに連れて行くと、あっという間に寝てしまった。手のかからない良い子だ。
 俺は、とりあえず妻の帰りを待つ。吹雪だったらしく、帰ってきたのは11時。いろいろ話したいことがあったようだが、俺は牛が気がかりで頭に入らない。
 
 牛舎に行ったら、ジョンとココアが吹雪を避けて牛舎内に入り、イタズラをしでかしてくれていた。鶏小屋に連れて行き、干し草を入れて閉じこめる。
 放牧地に牧草が無くなったので、ロールを置きにいったり、色々やっていたら、終わったのは深夜1時半。疲れた。