受診動向の比較 うつ病の悪化 蜜四郎風前の灯火

yonemiki2006-11-27


 せたな町立医療機関の外来患者受診動向です。
 瀬棚区、北桧山区の高齢化率は3割。大成区は4割です。
 そんな中、どこの医療機関が、広く一般町民に選ばれていたかは、このグラフで一目瞭然だと思います。
 瀬棚区の高齢化率から考えると、この割合・数値(数値もあるが今回は省く)共に、信じられない程他地区、他町から沢山の患者が集まってきていることになるそうです。
 子どもの入院を受け入れていたのも、瀬棚だけでした。伊関先生の調べでは、北桧山の入院患者22名中20名が「医療区分1」でした。(医療の必要性が少ない、慢性期の患者・採算が合わない)

 大成や瀬棚を医師一人体制にすると医療対策審議会で決めたとしても、医師が耐えられない過重労働を強いるもので、早晩崩壊してしまいます。(多くの医師から指摘されています)
 専門家の意見を取り入れて、継続可能な医療体制を作らなければ、たとえ選民である町長や議会の決定でも、「絵に描いた餅」でしかありません。 
 まずは、医療の質を見極め、どのような医療を目指すのか?そしてそのためにはどんな医師が必要か?慢性期で「社会的入院」をしている老人を受け入れる福祉施設を、いかに安く整備するか?考えていく必要があるのではないでしょうか?

 それとも、笠原議員が盛んに触れて回っていたように、瀬棚はN医院に任せて、瀬棚診療所を閉める気でしょうか?
 村上医師が瀬棚に来てから、出生率まで上がっています。それは、安心して子育てができる基盤として、医療・保健・福祉がうまく機能していたからです。それを崩壊させては、もう二度とこの町にそのようなシステムは構築されないでしょう。
 吉岡医師が残ってくださっている間に、医師複数体制を実現させ(瀬棚地区懇談会で、町長が約束したことですが、9月の議会で一人体制のままやると言い換えています)、安心して子育てができ、安心して仕事ができ、安心して老後を迎えられる町づくりを、みんなで考えませんか?
 町行政が財政難で期待できないなら、公設民営にすることも一つの手です。
 
 今日は調子がものすごく悪かった。
 俺が調子悪いとき、事故は起こる。昼間はまだ元気だった蜜四郎が、夜中に牛舎に行ったら、冷たくなっており、目に力が無い。慌てて暖めながら体をこすり、獣医さんに電話して往診に来てもらった(ごめんなさい)。原因はよく判らないが、抗生物質・リンゲル液・ブドウ糖など3リットルほど点滴し、居間に連れてきた。明日まで生きているだろうか?