モモコ出産 「対案」改訂版
今朝は、そんなに調子が悪くなかった。いつの間にか、妻を「親分」と呼ぶハメになってしまい、
「親分、何か手伝うことがありますか?」
「私はチャーハンを作るから、子分は食器を洗ってくれ!」
といった具合だ。
サルファ30cを舐めて、胃がスーッとする感じを、はじめて自覚できた。今日は調子が良かったのだ。途中までは・・・。
スーッとしたのは良いのだが、無性に眠くて仕方ない。いつものような、辛い眠気ではないのだが、逆らうことの出来ない眠気に困った。そのうち娘を向かえに行く時間になったのだが、辛くて仕方ない。
姪っ子を預かり、飯を食って、俺は牛舎作業をする。調子が悪い理由は、昼から薬を飲んでいないせいだった。
だいたい終わって、帰ろうとしたら、モモコが産気づいた。タエの出産が先だろうと思い、警戒していなかったので、帰る前で良かった!出てきた足を見たら、すぐにメスだと判った。初産なので、強引に引っぱらないで、ゆっくり生ませた。これから、2回目の初乳をやりに行く。もう2時だ。
はるちゃんのご指摘により、対案を考えてみた。
せたな町の医療体制第二案
①全体について
せたな町の医療体制としては、民間との連携が望ましいと考えられる。
現在、人工透析については道南ロイヤル病院にお願いしているが、道南ロイヤル病院が病床数170以上あることを考えると、120床を老人保健施設としても、50床は一般病床が確保できるので、この部分をオープン病床とする。(道南ロイヤル病院と打ち合わせを行う)
瀬棚、大成については無床の診療所とする。
北檜山は、無床にはしないが、道南ロイヤル病院と連携し、基本的に道南ロイヤル病院をオープン病床とするので、病床数は16程度とする。(救急および、一般病床が足りなくなった場合の対応のため)
また、八雲総合病院とは緊密に連携する必要があり、2次医療をお願いする関係上、せたな町から委託料を払うことも考える。
②医師数について
北檜山診療所:総合医2名、整形外科医1名
瀬棚診療所:総合医2名
大成診療所:総合医2名
③各診療所の機能
医療機関としての機能は、外来、訪問診療。基本的に入院は無いが、オープン病床へは担当医として回診は行う。
瀬棚、北檜山については、自治医科大学・札幌医科大学など総合医の養成に力を入れている大学と協力関係を結ぶことによって、後期研修医を受け入れられる医療機関とする。
これによって実質的には、北檜山には医師4名、瀬棚3名、大成2名という人数を確保する。
救急、24時間体制については北檜山のみで行う。(輪番制)
ただし、緊急の場合は各区の医師に連絡を取れる体制を構築できないかを検討する。
(特に大成区の場合は、車で30分離れているので)
大成は建物が老朽化しているので、大成高校を活用できないか検討する。もし改築して使用できるのであれば、余っている部分を福祉施設として活用できないか検討する。
④コメディカル・スタッフについて
薬剤師・放射線技師は各診療所に1名づつ配置する。また、作業療法士・理学療法士も1名づつ配置する。
道南ロイヤル病院に、老人保健施設をお願いするとしても、高齢化が進むせたな町では現在瀬棚区で行われている、訪問リハビリの重要性が高くなることを考え、全て民間に丸投げするのではなく、町としてもスタッフを養成して、協力関係を持つようにする。
⑤住民の医療に対する知識
現在全国で問題となっている、コンビニ受診などによって医師の疲弊を招かないようにするため、住民への医療の知識を広げる活動を行う。
瀬棚区で行われていた健康講話のようなものを、各区月1回程度実施する。
後々は住民自身が講師となることも考えられるが、当面の間は、講師は医師にお願いする。
⑥健康意識を高める
健康意識を高めるために、瀬棚区で行われていた確定申告時に行っていた、あるいは水仙祭りで道南ロイヤル病院が行っていたような、簡単な健康診断を行うような取り組みを行う。
⑦福祉の取り組み
北檜山で余った病床を、特別養護老人ホームとして活用する。
また、富里、二俣でも余っている校舎があるので、社会的入院を余儀なくされている方の受け入れ先として、老人ホーム・グループホーム等の整備をする。
⑧予防医療の取り組み
村上医師、吉岡医師が取り組んできた予防医療の重要性を考え、事業を継続させる。
特に肺炎球菌ワクチンの助成や、インフルエンザワクチンの集団接種などは、瀬棚区
で行ってきた取り組みを復活させる。
(肺炎球菌ワクチン等の取り組みについては、町が単に助成しますよといっても、効
果などを健康講話等で認知させないと、なかなか住民が自身で調査して接種を受ける
ことは考えにくいので、健康意識を高める活動と連携して取り組む)
⑨インターネットの活用
以前、瀬棚診療所のホームページに掲示板があったように、掲示板を作成する。この掲示板では町民の疑問などに対して、医師、保健師などが回答するようなかたちをとる。
町として、社会福祉士・精神保健福祉士を雇用、あるいはこの資格を保健師などに取得してもらう。
⑪地域医療を考える会を立ち上げる
医療従事者(医師、看護師など)、行政(保健師など)、町民がメンバーとなる、医療を考える会を立ち上げ、医療体制について検討会等を行う。
(単に町民側からの要望などにならないよう、3者が共通認識を持って医療体制を考
えるようにする)
⑫これから必要なスタッフの養成
医師は勿論のこと、看護師、薬剤師、放射線技師、作業療法士、理学療法士などになろうとするひとに、奨学金制度を町で準備する。(旧瀬棚町では、独自に行われていた)