体調悪い割りに、馬の調教

 寝覚めは良く、調子良かったのだが、9時頃から体調が悪くなり、動けなくなってしまった!娘の風邪がうつったのか?昨日から飲み始めたパキシルの副作用か?結局、12時まで仕事に行けなかった。子牛達は腹を空かせており、抗議の声を上げていた。雅太郎を、敷きワラを交換した和三郎の部屋に引っ越しさせた。仲間が出来て、嬉しそうに跳ね回っていた。
 
 昼食後、ちょっと昼寝。体が重い。
 ポパイとマロンを、道草や畑の雑草を食べてもらうために放してやるとき、オリーブが隙をうかがって飛び出してしまった。仕方ないので(ポパイとオリーブが組むと、どこに行くかわからなくなる)、ブラッシングをしてやり、馬装して乗ってみる。ポパイほど駆け足の乗り心地が良くないのが、この馬の特徴だ。それでも、乗る前より乗った後の方が落ち着いて、とても可愛かった。
 ビクターを引き馬調教してみた。ホルターブレーキング以来、半年ぶりだが、ロープを首にかけられて逃げ出したい気持ちを抑え、ホルターをかけさせた。軽く引っぱると、素直に着いてきて、頭を撫でられてホッとしていた。外に出ても、かなり気持ちを抑える事ができていた。俺が走ると、その速度に会わせて走ることが出来、道路脇の斜面を降りたり,U字溝を越えるときはかなり躊躇したが、時間をかけてゆっくり引っぱったら、勇気を出して
「エイ!」
と、降りたり、飛び越えたりして、その素質に期待をさせられた。痛い思いをした甲斐があった。
 更についでなので、ジュリアの引き馬をした。母親の気質が遺伝しているのか?回転運動では、前足が軸となって周り、前に進もうとしない。以前調教したときと同じだ。回転運動から、斜めに引っぱることを経て、真っ直ぐ引っぱられても、数歩歩けるようになったところで止めにした。まだ焦ることはない。
 
 娘を迎えに行って、一緒に横になったが、体調の悪さが再び・・・。別に、嫌いな職業ではないのだ。ただ、どんなに具合が悪くても、絶対に休めないというプレッシャーから、時々逃げ出したくなるだけだ。
 酪農ヘルパーのような、肉牛ヘルパー制度が機能していれば(補助はあるらしいが)、月に一回くらいは休めるのだが・・・。