人気者 馬糞処理 マスカピ

yonemiki2006-10-23

 ゴロウとカイトは、今金の保育所でも人気者である。幼児達は
「大きい、黒い犬がいるよ!」
と、荷台に乗っているゴロウとカイトを目ざとく見つけて集まってくるので、
「よし!」
と声をかけ、荷室から飛び降りさせる。引き綱も首輪もしていない、真っ黒な大型犬ゴロウに、一瞬
「ギョエ〜!」
と悲鳴が挙がるが、犬好きの可愛い子(犬好きはみんな可愛い)が、ゴロウをおそるおそる撫でて、触った触ったと喜んでいるうちに、ほかの子も集まってくる。カイトはいつもどおりマイペースだ。
「ピョン」
と言って2頭とも荷台に乗せると、子ども達は大喜び!単細胞な俺も大喜び!
 ゴロウの兄弟犬の飼い主である奥さんや、保育所向かいのお店のマダム、保育師の方からも、いつも声をかけられてご機嫌である。
 
 子牛たちは元気である。出産予定日を過ぎたマサコは、まだまだ産みそうな気配がない。監視カメラのおかげで、家に居ながらにして、何度も観察できるので助かっている。以前は、早朝から深夜にかけて日に4〜5回も牛舎に通っていた。ベビーラッシュになると、それだけで疲労困憊してしまっていた。これから正月にかけて、さらに10頭以上生まれるが、部屋の確保も大変だ!
 
 調子が悪く、寝てようと思ったのだが、少しでも気を軽くするために、2年間溜め込んだ草架前の馬糞を、除去する作業をした。溜まりすぎて、トラクターが牧草ロールを運び込めないほどになってしまったのだ。
 ちょうど、家庭菜園を広げる計画があるので、一旦山積みし、後日マニアスプレッダーで散布しよう!
 ユンボで作業中、俺が薬を飲み忘れているのに気づいた妻が、水と共に持ってきてくれたのだが、高価な薬を馬糞の中に落としてしまった。
 尋ねて来た人が、その辺をモクシもつけずに自由に歩いている馬(マロン)や、駆け寄ってくる犬、道端で寝ている山羊や羊、死んだヘビ等に、いちいち驚いて反応してくれたのは面白かった。
 マロンはサラブレッドなので、他の馬より良い草を食べないと痩せてしまうのだ。だから、除草用に放してある。たてがみを引くと着いてくるし、名前を呼ぶと戻ってくるから・・・。
 
 掲示板を見た医師から、心強い応援のメールを頂き、ちょっと元気が出た。
 
 カメムシの季節になり、窓が隙間だらけの我が家では、無数のカメムシが侵入し、迂闊に服を着たり、髪を触ったり、布団をかぶったりすると、きつい一発を喰らう。直撃でなければ、趣味の悪い香水ぐらいにしか感じない領域に達したが、食事中の皿にダイビングされると、ショックである。対策として、ハエ用粘着シート「マスカピ」を、電球の脇にぶら下げている。1枚300円もするが、100匹以上は捕れる。
 昔から、「触らぬカメに、祟り無し」と言うが、うちでは見つけ次第、即死させるようにしている。下手に苦しませると、いつまでも臭いを出すが、即死するとほとんど臭いが出ないのだ。(鼻が慣れただけ?)
 春と秋の風物詩だ。