病院で寝過ごす 医業収支比率のトリック 

 昨夜遅くまで働いたのだが、今朝は娘を今金の保育所に、妻を八雲に連れて行く用事があったので、無理矢理起きる。出発予定時刻ギリギリまでかかり、なんとか朝牛舎を終える。
 
 せっかく雨が降るのに、昼寝ができないのが残念だ。最近寝不足で、掲示板投稿や、伊関先生との懇談会内容についての書き込みができなくて、ジタバタしている。
 
 「懇談会」に出席された方から、
「受診動向を見ると、瀬棚診療所は(子どもから老人まですべての世代で受診している)とても頑張っているのが判ったが、医業収支比率がとても悪くて、やはり残せないのかな?」
と、悲しそうに質問されたのだが、これは誤解である。
 
 医業収支比率は、医業収益と医業支出の比率で病院の経営状態を比較する物で、医業外支出を入れると焦点がぼやけてしまう。医療対策審議会資料を見ると、瀬棚の医業収支比率だけに、医業外支出である建物償還分が入れてある。
 俺は、町長にその理由を尋ねたことがあるが、
「払っているのだから、入れて当然だろう?」
ということだった。瀬棚診療所の経営状態を悪く見えるような資料の作り方をして、審議委員の自由討論で
「瀬棚はこんなに経営が悪いのだから、閉めるべきだ。」
という意見も出たとき、ちゃんとした説明がされていないらしい。
 普通は入れないはずの建物償還分支出を入れ、ジェネリック医薬品や院外薬局で薬価収入を抑えているのに、大成国保と同じくらいの医業収支比率である瀬棚診療所は、かなり優秀な経営状態と言えるはずだ。
 瀬棚診療所は必要ないといっている議員もいるが、もしも瀬棚診療所を閉鎖しても、建物償還だけが残ることを、皆さんに判っていただきたい。財政難なら、今ある建物や施設を有効に使い、新たな投資をできるだけ控える必要があることを・・・。
 そして、これから必要とされる医療機関は、誰もが自分の子どもを連れて行こうと思えるくらい、信頼できる医療機関でなければならないことを・・・。
 
 「伊関先生の懇談会」資料は、その医療対策審議会で作られたものを、そのまま使って作られており、補足説明がないと、瀬棚診療所だけ経営が悪く見えてしまうので、これまで出さないようにしていた。しかし、その部分を良く理解された上で観ていただく分には問題ないので、必要な人は言ってください。120ページの資料と、2時間半のDVDがあります。
 
 八雲の病院は、相変わらずでかい!混んでいて、待っている間に二人とも眠ってしまい、順番を呼ばれたのに気がつかず、目を醒ましたら誰もいなくなっていた!
「やばい!」
とりあえず窓口に行ってみたら
「どこにいらしたの?」
と言って、ドクターを呼んでもらえ、受診することができた。
 
 ツボミと蕾太郎を、超早期母子分離した。

 
 pya!のおもしろ画像ダイイングメッセージ(遺書)を見たら、在りし日のピノコを思い出してしまった。
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