刈り取り完了 段取りが悪い! テッター 不純同姓交友 北海道クロ

 トラクターに軽油を入れている間に、子牛に水や牧草をやる。昨夜干したラップサイレージは、カビずに良い匂いで乾いていた。
 刈り取りの続きをやる。残りの面積が少なくなり、急斜面で方向転換しなければならない場面が多いのだが、そのたびに牧草を痛めてしまうのがよろしくない!
 丘の向こうに、掃除刈りしているトラクターが見えた。
 
 帰ってから、朝牛舎をやる。母牛候補の3頭は、バケツから水を飲むのが下手くそで、ミノリは警戒してなかなか飲めなく、苦労した。牛舎作業しながら、外の牛達も気にしているのだが、何か不穏な気配があった。「不純同姓交友」をしているような・・・。(発情しているということ)
 
 昼からテッターに行こうと思ったのだが、タイヤがパンクしていることを忘れていた。せっかく晴れているから、もう一ロールラップサイレージを干すことにした。
 妻をせかせてホットケーキを焼いてもらい、大急ぎでパンク修理!ホイルまでダメになっていたので、その辺に転がっている雑品からホイルを拾って、取り付ける。
 3時過ぎに、ようやくテッターに出かける。10町歩以上の面積を、幅4,8mのテッターで反転させるのはけっこう時間がかかり、今日も夕日を見ることができた。
 干してあるラップサイレージを反転させて、家に帰る。娘に離乳食を食べさせ、あやしながら、姪と妻が、晩飯を作ってくれるのを待つ。
 
 夜牛舎に行ったら、モモエとナカボクが帰ってこない。他の作業をしながら待っていたら、突然帰ってきて、牛舎内で互いに乗っかりはじめた。2頭とも発情していたのだ。
 明日の朝、種付けだ!
 
 「北海道クローズアップ」で地域医療についてやっていた。
 診療報酬改定による長期入院拒否と、医師不足が深刻な問題として、取り上げられていた。
 このブログで何度も書いてきたことだが、診療報酬改定により、長期入院患者は病院の経営を圧迫する。そのため退院を迫られるケースが増えている。
「早く死んでくれ!」
と泣きながら親のことを話す、自分も腰痛や病気に苦しみながら介護せざるを得なくなった家族の声が悲惨だった。在宅介護支援システムの構築が急がれる。
 医師不足解消のカギは、やはり「研修医受け入れ」しか無いようだった。研修医に、他所の2倍の給与を払ったり、研修用機器を高額で買いそろえたり、レクレーションを充実させ、研修医に魅力的な病院を作ることが、医師不足解消のために必要になってきているそうだ。
 
 村上医師が帰ってくれば、「村上医師のいる診療所」というだけで、地域医療に燃える研修医が集まり、結果として安い給与で(医師経験を持っている)研修医が集まり、厚生労働省自治医大などの後期医療研修医システムに乗っかれば、財政を圧迫しないで受け入れすることができるはずだ。
 道が、旧瀬棚町と瀬棚診療所の取り組みをモデルに「市町村国保経営安定化支援政策」を作ったのだが、白老町しかその対象に選ばれたという話を聞かない(各支庁に1つずつ選ばれる予定だった)。せたな町も申請したが、残念ながら選ばれなかった。
 これは、在宅介護システムや、予防医療などの費用の半額が、道から支給されるものだが、「きちんと見通しを立てた計画」を提出しなければならないものだった。
  
 町長は
「全国は関係ない!せたなは、せたな独自の方法でやる。」
というようなことを言っておられ、研修医受け入れをやめられ、老健施設建設も延期された。全国的に専門家が「進むべき方向」と示しているのとは反対の方向を向いておられるように見えるが、これからどうされるつもりだろう?
 
 伊関先生と町長・助役の話し合いの中で、もし間違いだったと気づかれた場合、回りになんと言われようと、豹変して町を良い方向に導くべきだ。恥なんかではない。それこそ、とても勇気が必要な決断だ。
 その場合は、俺たち町民は(少なくとも俺の仲間は)全力を挙げて、町長を守るだろう。
 お願いします!間違いに気がついてください!