伊関先生との懇談会

 いよいよ今日、夕張市立総合病院の再建計画を立てられた、「伊関先生との懇談会」が、せたな役場本庁となりの、高齢者センター(旧グリーンパレス・風車のあるところ)で開かれます。
 時間は、7時からです。60人がゆっくりすわれる会場なので、まだ席にゆとりがあると思います。
 「せたな町の医療のこれからを考える」会になります。興味のある方は、是非お越しください。とても判りやすい資料を沢山用意していただき、この町の財政規模に合った良質の医療とは何か?専門家の立場から、かなり突っ込んで話していただけると思います。
 
 こんなことを書きながら、俺は緊張で顔が引きつり、頭が痛い。駄目だと思いつつ、ルボックスを1錠多めに飲んだ。
 今日、この日のために、どれほどの労力と気力を注いできたことだろう。NHKさんの好意で始まった話だが、チラシを作ったり、案内状を出したり、出席のお願いして回ったり・・・。
 
 こんな日でも、牛舎作業は休めない。午前中は、テッターをかけに行った。夜牛舎を終えて、出発しようと思ったら、いつもの脱走牛モモカが、堆肥舎の方に脱走していて、大事なラップサイレージのフィルムを破ってくれた。いつもやらかしてくれるヤツだ!
 
 伊関先生は、懇談会前に町長と助役に会って、いろいろな資料を見せながら、学者として客観的な意見を言ってくださったそうだ。
 
 懇談会は、約60名ほど集まり、大成区、北桧山区、瀬棚区、全せたな町から、沢山の人が来てくださった。
 せたな町のためだけに、120枚に及ぶスライドを作って、国の財政状態から、地方自治体の財政状況、せたな町の危機的財政状況へと話が進んだ。
 次に、医療機関を維持する状況の変化について、診療報酬の改定や、研修医制度の改定により、魅力のない地域では、医師や看護婦の確保が難しく、十分な数の看護婦を確保できなければ、診療報酬が激減し、病院経営が難しくなる話など、とても判りやすく説明してくださった。
 
 詳しくは、おいおい書いていこうと思うが、出席してくれた方は皆一応に感激して、最後まで聞いてくれた。
 資料は、全部残してくださるという。ビデオも撮ってあるので、御覧になりたい方が沢山いらっしゃるようなら、それを元に勉強会などを開くことも可能です。
 
 俺としても、ブログで徐々に内容を紹介していきたいと思っています。中身の充実した、スゴイ会でした!
 充実感で、これまでの疲労が、解けて消えていくようだった。
 もちろんこれで、すべてが解決したわけではなく、ここで共有された約60人(プラス 町長・助役)の知識を元に、せたな町の医療のこれからを考えていかなければならない。財政状況や、医師確保の難しさが変わったわけでは無いが、でもそれは、必ずしも暗いものだけではないと思う。