昨日書きたかったこと ロール運び 干しサイレージを仕舞う くじけ

 「伊関先生との懇談会」チラシイベントページを見てください。
 昨日の日記で、おそらく多くの人が読みたいと思うであろう部分を書き加え、さらに(不適切な部分がないか)校正しようと思ったまま、仕事に行っていたのだが、帰ってきたら消えていて、くじけてしまった。
 
 気を取り直して、もう一度。
 
 せたな町は、公債比率(一般会計における、借金返済の率)21%以上になって財政非常事態宣言を出し、7年以内に健全化する計画を立てないとならない、とてもまずい状態である。公債比率18%を超えないように道が指導している。
 そして、もし財政破綻して、財政再建団体に転落したら、背負い込んだ借金などは、住民が10年とかの歳月をかけて、高い税金を納め、低い行政サービスに耐えながら、返済していくことになる。
 住民税や、固定資産税(農家には痛手が大きい!)、国民健康保険税(農家にはさらに痛い)、町営住宅の家賃、水道料金(酪農家にはすごい痛手)、保育料、除雪・・・こういった生活に直接かかわるところで、負担する金額が跳ね上がるだろう。
 
 医療は、ここに住む者にとってとても重要であるだけでなく、とてもお金がかかる問題でもある。これから審議して新しい医療体制を作る段階で、自治体病院経営の専門家である伊関先生の話を聞くことは、とても重要である。
 
 伊関先生は、これまで破綻してきた沢山の公立病院の経営分析をしてきただけでなく、再建計画も仕立てておられる。当然、どういう病院が経営破綻に陥る心配があるか、どうすればそのような状態に陥らないですませられるか、予測がつかれると思う。
 
 住民の側としては、自分たちの税金をつぎ込んでいるのだから、ぜひ利用したくなる身近な医療機関であってほしい。住民の信頼を失った公立病院は、たちまち破綻してしまうのだ。
 さらに、診療報酬が改定になり、寝たきり老人をいつまでも入院させておく病院は、大きな赤字がでるような仕組みになってしまった。今後、どのような医療機関を求めていけばいいか、住民としてどうかかわっていけばいいか、是非お聞きしましょう!
 
 行政の側としては、今後整備しよとしている医療体制への大きなアドバイスをもらえると思う。
 今回、先方のご好意から、テレビカメラ無しで、忙しい伊関先生が都合をつけ、町長と会う機会を設けてくださった。そのことをお伝えすると、町長も、
「是非いらして下さい。」
と言うことだったので、その通りに先方にお伝えした。
 町民には話せない、微妙な問題も話せるチャンスだと思うのだが、町長からまだスケジュール調整の返事が来ないのが、ちょっと心配だ。くれぐれも、失礼なことにならないといいのだが。
(追記 月曜日9時。役場から電話があり、無事解決しました。)
 
 伊関先生は、せたなに来るために、こちらから送った資料を分析し、一生懸命考えてくれている。
 
 朝牛舎の合間に、こんな文章を考えたり入力したりしていたので、まともな仕事は午後からになった。掃除刈りさせてもらった草地にあるロールを取りにいった。
 1回に12個運べる。相当な重さで、舗装された下り坂道を、2WDで走っていたら、片後輪がスリップしており、ブレーキが効かない!フロントローダーで持っていたロールを地面に押しつけて止まり、4WDに切り替える。
 家から遠いので、3往復しかできなかった。残った5ロールは、草地の脇に寄せて置いた。
 
 雨が降りそうだったので、干しサイレージを牛舎に仕舞う。山盛りになった。
 
 家に帰ったら、文章が消えており、打ちのめされた俺は、すっかりやる気を無くしてしまった!それでも休めないのがこの仕事だ。桶に座って必死に気持ちを切り替えて、やっとの思いでミルクやエサをやる。
 月が明るかったので、前山山頂に置いてあった2番草を取りにいった。帰ってきたのは、今日も夜中の12時だ。