一日がかりの通院 大好きなモノ

 今日は八雲の病院に行く日だ。実は俺の通院もあったので、瀬棚診療所に受診カードを出してあったのだが、朝牛舎をやっているうちに、時間が無くなってしまった。ユキをつないだまま行くのが不安だったので、ナカボクと子牛(ニンジン)は、超早期母子分離をしてしまい、無理矢理開けた産室にユキを入れた。
 
 ゴロウとカイトは、待ち時間が辛いのに、行く気満々で車に乗り込んでいた。俺は、車の時計が1時間も遅れていることを知らなかったので、余裕で走っていたら、瀬棚の町を出るところでネズミ取りをやっていてビックリ!無事通過。
 病院について、腕時計を見てさらにビックリ!受付時間を過ぎていた。かなりあわてて受付に向かう。すぐに受診課に連絡をとってくれ、受付してくれた!待ち時間があったので、診察室前の長イスで待っているうち、俺は非常につかれていることに気がつき、横になって寝てしまった。
 とても丁寧に時間をかけてみてくれる先生なので、妻も安心して受診している。とりあえず、入院は先延ばしにして、様子を見ることにした。
 この先生にはとても感謝しているのだが、村上先生がいた去年までの診療所体制なら、待ち時間を入れて1時間ちょっともあれば済んでいた受診だ。
 3時頃にようやく昼飯を食うことができ、買い物も多少あったので、俺の今日の瀬棚診療所受診は諦めた。犬達は、窓が開いているとは言え、車の中で何時間も待っていた。
 
 ご褒美に、帰りの遊楽布川で水遊びをさせてやった。既に、川底には、何匹ものカラフトマスの亡骸が沈んでいた。最近、スラリー臭かったゴロウとカイトは、美しい川に何度も飛び込ませ、綺麗になってから車に乗せた。
 
 帰ったら3人とも疲れていた。娘は抱いてもミルクをやっても泣いていたのだが、俺がソファーに横たわったのを見た途端に泣きやんだ。そこで遊んでもらえるのが大好きなのだ。俺の腹の上でジャンプさせたり、左右にステップさせたり、飛行機ごっこをやって、ひとしきり興奮させてから膝にも垂れかけてゆらしてやったら、すぐに寝てしまった。
 
 ニンジンは、哺乳瓶にもすぐに慣れ、上手に飲み干した。久しぶりに、浪二郎の部屋の糞出しをした。腰に負担がかからないように、またを広げて踏ん張ると、後ろから○○を突かれるので、とても辛い姿勢での作業になってしまった。
 ユキは、陰部から粘液を出しているが、今のところまだ敷きワラに入れてやった草を食べている。産室内に入れると、親牛の体がでかすぎて、監視カメラでよく見えないのが難点だ。
 
 明日は、部落会館の天井の修理で、1日駆り出されることになっている。

せたな町の僻地医療を考えるサイト