トラブル多すぎ! 癇症 刈り取り

 朝から最後の1番草を刈りとる予定だったが、夜雨が降ったので中止。最近夜更かししていたので、体調がとても悪い。朝牛舎後、せっかく晴れたので、ロールを干そうと思って、クボタM8030で運びだそうとしたら、前輪がパンクしていた。面倒なことは、重なるものだ。
・出産間近の母牛を、遠い放牧地から連れ帰らなければならないし、
・脱走するので、監禁しているモモカを放牧に出すために、電気牧柵の漏電を直さなければならないし、
・牧草運搬用トレーラーを修理するために、カラマツを切り出して来なければならないし、
・脱走馬ビクターのために、バラ線を張らなければならないし、
・バキューム車があるうちに、スラリーを散布しなければならないし、
・ラッピングマシンを返しに行かなければならないし・・・。
こういう状況は、けっこう疲れる。
 
 俺は変なところが癇症だ。
 破れた服を着ていたり、牛糞が付いたズボンをはいていても気にならないが、長靴が湿っているのが嫌いで、シリカゲルを靴下に入れたものを沢山作りいつもカラカラにしておいて、日に何足も履き替える。(もちろん我慢できるが)
 長期単独山登りしていたとき、雨続きで乾いている物がなくなって、着干し(濡れた服を体温で乾かす)していたりしても耐えられるし、仕事しているときの汗は気にならないが、家に帰ってきたらベタベタしたものが嫌いだ。不快指数がとても高い熊本出身なので、皮膚がベトベトしていることを我慢することには慣れているが、出来れば快適な方をを選ぶ。
 切れない包丁が嫌いで、俺が料理役だった頃は、いつも研いであった。
 痛みに鈍感なので、とてもそんなふうには思われないが、実はとても感じやすいのだ。
 娘はこの癇症を受け継いだようで、紙おむつでもオシッコをした瞬間、愚図ってすぐに知らせる。換えてやると、凄く嬉しそうな顔をする。
 カイトも、けっこう癇症だ。体に変なものが付着していると、気になってしょうがないようだ。トラクターの前で、脱糞していたのだが、切れが悪くてくるくる回り始めた。しょうがないので、トラクターを降りて取ってやったら、ゴロウから奪い取って食べてしまったタオルの繊維が、奥の方まで繋がっていたようだ。
 
 午後から牧草刈り取り作業だ。疲れるわけがわかった。オフセット牽引のモアコンディショナーは、湿った急斜面では横滑りしてしまうために、ずっっっっと後ろを向いて運転し、しかもトラクターの横滑りも計算に入れ、横転の危険、牧草地を痛めることなど、いろいろ気にしながら走るので、肩が凝ってしまうのだ。
 そもそも耐久レース中は、興奮しないようにして、神経の疲れを最小限度に抑えながら走る。長距離ドライブ中も、ダイビング中も、ことさら冷静を保つようにしている。俺は、絶対体力ではなく、精神力の使い方の工夫で、体力があるように見えるのだ。
 うつ病になったことで、このへんの使い方が下手くそになったようで(村上先生は「歳だよ!」と言うが、断じてそうではない!)、とても疲れるようになってしまった。
 4時間かけて、ようやく刈り終える。疲れた!
 
 ゴロウは、のぞきが趣味で、人がシャワーを浴びていると、ドアを開けて入ってくる(お客の女性にもやる)。何か言いたげな目をして見つめるのが可愛い。子犬の頃は、若い女の人のミニスカートが大好きで、「あれ!」と言う間もなく頭を突っ込んで、俺を困らせた(喜ばせた?)ことがある。今は大人になったので、そんなことはしない。
 
 医療問題は、今日はお休み!