ロール干し 堆肥撒き アザミ退治 

 あまりに湿度が高いので、乾草庫で扇風機をあてていても限界があると思い、ロールを外に並べて干した。時々晴れ間も出たので、少しはましになったのでは無かろうか?
 ついでに、トレーラーを返しに行った。次の牧草収穫までに、カラマツの木を2本切り出し、再建しなければならない。失敗だったのは、友人のトレーラーのサイズを測らないで返したことだ。
 
 帰りに、堆肥撒き用のマヌアスプレッダーを、協同機械小屋から借りてきた。今年は、1番草の不足が目に見えており、少しでも2番草や3番草を多く取らないといけないのだ。ちょっと少なめに堆肥を積み、100馬力のフォードで引っぱったのだが、道が乾いていないので北山には登ることが出来なかった。しかたないので、前山や中山方面に、少なめに積んだ状態で散布しに行った。それでも危険を感じたので、作業を中止。
 
 電気牧柵の漏電の原因を作る、アザミ退治のため、ラウンドアップをかけて回った。牛や馬は、アザミは絶対に食べないのだ。余った薬液を、放牧地内に生えたアザミにかけて回った。
 久しぶりに歩いてみると、笹藪や湿地だったところが、牛のおかげで良い牧草地になっていた。笹はてっぺんの葉まで食べられており、地面に光が届くようになっていた。牛飼いをはじめた頃は、買ってきたばかりの牛が、竹藪の中に逃げ込み、行方不明騒ぎを起こしたこともあったのに!
 作業して回る俺の後ろを、カズエやアヤのような人懐っこい牛達がつけ回し、群全体も俺についてくるので、ちょっと「ハンメルの笛吹」になった気分だ。