休養日 雨 アルバイト養成 町長発言の責任 大人になって!

 今日は雨で休養日だ。昨日23個ラップしたので、その分の牧草が無駄にならなくてとても嬉しい(まだラップに穴があいて、かびる可能性があるが)。
 
 生まれた子牛「レイ」は、元気に母親の乳首に吸い付いていた(監視カメラで観察できる)。飲み終わると、母親の頭に置いてある牧草の上で寝て、母親「ひかり」に舐められて嬉しそうだ。
 2日前に生まれた「トマト」は、牛舎内を走り回り、大事な切り草の上で寝て糞尿をたれていた。蹴ろうとする母牛「メロン」の足を巧にさけ、たっぷり出る乳を飲んで元気いっぱいだ。超早期離乳するべきか、悩んでいる。
 
 昨日のように忙しいときのために、牛舎の代わりをやってくれるアルバイトの養成をすることになった。夕方に来てもらい、溜まりに溜まった糞出しと、エサやりをやってもらった。1輪車の扱いや、踏んだし用のフォークの使い方になれていないので、大変そうだったが、真面目な良い子だ。来月の市場の時に、代わりにやってくれることを期待しているのだが・・・。
 
 
 意見書の中に、
「私が退職することで北大、札幌医大自治医大、地域医療振興財団、道庁、北海道地域医療研究会といった関係機関からは派遣はなくなると考えください。少なくとも派遣される人が後悔しないように関係者にはこの地域でのありのままの事実を伝えたいと思います。(やる気のある医師が辞めた地域に、お金以外の目的で来る医師はいないと思います。)」
という文がある。
 この文は、正直書きすぎだと思うが、ここまで書いてでも、町長に事態の重大さを認識して欲しかったのだと思う。(一般住民に読ませるつもりで書かれていない)
  
 ところが、先日の議会で、「村上医師が、自治医大との関係を壊した。」とか、「妨害している。」とかいう発言を、町長がしてしまったらしい。医師が来ないのは、村上医師の妨害工作であるかのように言ってしまったのだ。
 
 はっきり言って、村上医師はそんなことをするヒマ人ではないし、その必要も全くない。
 しかも村上医師は地域医療界の有名人だ。
 こういう情報は、すぐに医療に携わる人々の間に広がり、さらに地域医療に熱意を持って取り組む医者や医療スタッフを遠ざけることになりかねない。
 
 これを読んでいる町長後援会の方!町長を守るために、そんな発言は町長自身のためにならないから、やめるように言ってください。
 議会や町民には一時的に説明ができたように見えても、事実の確認が取れていない、しかも個人を攻撃するような発言を、議事録が残る公の場でしてしまうと、もし事実でなかった場合、権力者による人権侵害ともとられかねない。
 これは、町長の立場を危うくし、結果としてさらにこの町の利益をも損なうことにつながる。
 
 村上医師との対決姿勢は、町長にとって百害あって一利無しだ。それより、上手く取り込んで、上手に活用することの方が、町長の人物の大きさをアピールできるばかりか、町の財政難を克服して、町長の公約である医療の充実もはかれる。到達目標に一番速く、近道をしてたどり着く方法だと思う。

 これから俺たちがやるべきことは、どうやって診療所の機能を回復させ、町長が村上医師と関係を修復し、彼が考えた意見書の、先進的な部分を全町に取り入れていくかである。財政難だからこそ、この意見書の、建設的な部分が取り入れられなければならないのだ。
 当然、給与が高すぎると指摘された医師たちの反対はあると思う。急に保健師や医療スタッフの数を増やそうとしても難しいのも当然だ。
 だが、財政難だからこそ、目指していく方向を建設的な提案満載の意見書の中に見いださなければならないのではなかろうか?