怒涛の牧草収穫 議員の訪問

yonemiki2006-06-15

 早朝からよう働いた!
 朝牛舎のエサやりを、Mikiと娘に任せ、まずロールベーラーのドライブシャフトに着いているクラッチの調整をやった。
クラッチのボルトを締めれば、草を食い込むときに詰まらないんだよ!」
と言われたことがあったからだ。(当日ではなくもっと前にやれ!)
 えらい苦労してジョイントを外して見てみたら、ナットが完全に緩んだ状態で着いていた。
「これを締めればいいのかな?」
全部絞めて取り付け、始動してみたら、全然動かない!クラッチがフリーになったようだ。慌てて元に戻す。
 
 レーキで刈り取った牧草を集めて回った。草地の外周2周分は採ってしまわないと、その後の機械の反転ができないのだが、風速15m以上の烈風の中、集めた牧草はほとんど吹き飛ばされてしまった。
「・・・」
毎年のことだ。ことさらに平静を装い、ちょっと集めてはロールしていった。ロールベーラーも今年初めての使用で動きが悪く、そのたびに降りて油を差しながら作業した。5個目くらいから調子良くなり、レーキとロールを少しずつ交互に作業した。
 斜面に合わせてレーキするものなのだが、今日はおよその風向きに合わせてレーキした。ロールするとき、風下に向かうような方向に進むと、猛烈な草埃に包まれ、目を開けていられない!でも、作業中はずっ〜と後ろを向き、牧草の食い込み具合を見ておかないと、ロールベーラーを壊してしまうので、痛いのがマンして見続けた。
 
 真駒内の谷の人も作業していたが、ダブルレーキであっと言う間に集め、大口ロールベーラーでロールし、あっと言う間にトラックに乗せて持ち帰っていた。俺とは別世界の作業風景だ。
 
 ラッピングマシンの試運転もあったので、一旦2個だけ持って昼飯に帰る。議員さんが訪ねてくれて、医療の大切さを話してくれた。思いは同じだ、頑張って欲しい。
 
 ラッピングマシンはわりと簡単に動いたが、何回ラップしたか判らなくなり、撒きすぎると勿体ないが、巻きが足りないと、穴があいたところからカビが生え、これまでの作業が全部無駄になる。回っているのを見ている間に目が回ってくるし・・・。一人でやる作業ではないと思った。
 
 動くことが判ったので、自分の作業速度と残り時間を考えながら、刈り取った牧草全部を収穫するのをあきらめ、比較的風当たりの少ない部分にレーキしてロールを終えた。23個できた。ベールグリッパーというロールをつかむ機械を持っていないので、比較的平らなところを選んでラップし、できたら転がして移動させた。300kgくらいはあるのかな?重くて血管が切れそうになった!
 救いは、先日壊したトレーラーでも、俺のロールは8個乗せられることだ。20個ラップし終えたのは9時だった。
 それから飯を食って、夜牛舎をやった。夜中に帰ったときは、疲れて全身が痛く吐き気がした。なかなか眠れなかった。