ビクターの調教 カイトの挑戦 M.I.S

ポパイ

 昨日、途中で終わってしまったビクターの調教をやった。今日は、追いムチも棒も持たず、引き綱だけを使って、得意な回転運動から、徐々に前進運動に切り替えていき、数分後には自由に引き回せるようになった。あとは、丸馬場を修理して、人との上下関係をもう一度確認し直して完了だ。除草用に馬を出してやるが、ポパイを出すと行動半径が広くなるので注意が必要だ。勇気があるので、足場の悪いところでもどんどん除草してくれる。
 
 朝牛舎をやるが、右腕が腫れあがっており、胸筋も肉離れを起こしている。仕事はゆっくりやった。それでも、EMボカシの仕込みだけはやった。
 
 娘の鼻水が気になったので、ついでに俺もレントゲンを撮ってもらった。案の定、骨には異常がなかった。強力な痛み止めを出してもらう。娘には、液体の飲み薬を出してもらった。先生もハードスケジュールでかなりきつそうだった。
 
 カイトが、山羊のジョンに挑戦していたが、全く無視されていた。ジョンはゴロウには激しいライバル心を持っており、隙を見ると頭突きをするのだが、小さいカイトがいくら吠えかかっても、知らんぷりしていた。ちなみに、ビクターが匂いを嗅いでも、顔を上げて挨拶したくらいで、全然警戒していなかった。
 
 いろいろ企みがあるのだが、暗号名はM.I.Sとしておこう。うまくいったら報告するが、今日はもう寝る。