公約 沐浴 「せたなの医療を考える会」勉強会

        
俺は、このチラシを見て、高橋町長に投票した。
これには、「北檜山国保を中心とした医療体制を整える」とは書かれていない。

 選挙運動中に町長が家に来たときには、「診療所と、村上先生はなんとしても守ってくださいね」「まかせてください!(ニッコリ笑って、固い握手)」と約束してくれた町長だったが。

 公約の筆頭に掲げている「医療・福祉・介護の整った安心して暮らせるまち」は、町長当選から半年でメチャメチャにされてしまった。

 瀬棚区→診療所閉鎖の危機に瀕し、医療サービスは崩壊しようとしている。
     以前の体制が存続していれば、一般会計からの繰入金は、建物の償還を含めても
     交付税のバックがあるので年間3800万円だった。
     しかし閉鎖されれば、交付税はもらえず、収入もなく、償還分の借金と誰もいない建物が残るだけ。
     町財政からの負担はぐんと増える。不幸中の幸いは、診療所は累積赤字がないことだ。

北檜山区→現状の医師2.5人体制では、”病院”と名乗れる基準を満たしていないが、さらに、
     医師のうち一人がやめようとしており、後任はまったく見つからない。
     これも崩壊寸前だ。累積赤字が現在3億円弱

 大成区→医師1人体制で頑張っているが、これも”病院”の基準を満たしていない。
     北檜山国保病院同様、累積赤字が4億円強
     不足医師を補うための求人も、大成国保の分は掲載されていない。
     http://www.iryozaidan.or.jp/hofulltime0.html の「求人情報」を見てね。
 国保病院の合計7億3千万円の累積赤字は、やがて一般会計から穴埋めしなければならない
 
 合併特例債は、60億円国から借りられるが、このうち返済可能といわれているのは、40億円ほどだ。
 この使い道は、
  ・合併後他の2地区に合わせて、北檜山区防災無線を整備するの約2億円使った。
  ・大成国保の建て替えに早急に必要。規模を縮小して建てたとしても、やはり億単位の金がかかる。
  ・北檜山国保の改築に、17億円かかるとも言われている。

 使い道に偏りを感じるのは、俺だけかな?地域バランスの取れた町づくりをめざすと、こうなるのかな?
 道や厚生省ともそれなりに話が進んでいて、設計まで決まっていた瀬棚診療所となりの老健施設づくりには、待ったがかかっている。
  
 5時頃に起きて、娘のミルクをやる。ちょっと寝不足気味だ。昨日昼寝をしたのだが、そんなときたいてい寝られないので、休むための昼寝なのに、いつもとても辛い思いをしている。
 今日から3人の生活が始まった。朝のミルクから完全にMikiに任せて、俺は牛舎に行った。季節が良いので、牛達が病気しないのがうれしい。
 
 娘を二人で沐浴させたのだが、初めて泣かれなかった。温度を厳密に計り、気持ちよかったようだ。母さん方は、これを一人でやってくれていたのだと思うと感動した。
 
 寝不足だったので、思い切って睡眠導入剤を飲んで寝た。いつもの寝苦しさや、罪悪感もなく、短時間で疲れが取れた。
 最近黒毛和牛を飼い始めた方が、遠路はるばる訪ねてきた。生まれた子牛を親につけて放牧に出しており、それでも繁殖成績は結構良いみたいだ。
 昨日帰ってこなかったナミコを連れに行く。妊娠牛の群の中にいた。ゲートをおろし、長ムチで他の牛から切り離し、うまく連れ帰ることが出来た。もうすぐ種付けなので、よかった。
 
 夜牛舎のあと、「せたなの医療を考える会」の勉強会に行った。コピー代も不足気味な中で、母さんたちや老人会の方が、一生懸命この町の医療をどうしたらいいか考えている。瀬棚区に限った活動ではないので、北檜山区から参加している人もいる。大成区の方も、参加してみませんか!

お詫びと訂正
 北檜山小学校の建て替えには、合併特例債ではなく、義務教育施設整備事業債(?)が使われているようです。よく調べないで書いてすいません。
 これについては、もう少し調べた後、改めて書きたいと思います。
 まちがいをご指摘いただき、ありがとうございます。