マーマレード生還! 笠原議員の疑惑

「戦死したのでは?」と昨日書いた、農業用ネコのマーマレードが、突然帰ってきた。隣のミルクが美味しかったのだろうか?
 
 ゆっくり朝牛舎をやっていたのだが、俺の薬が切れることが判り、仕事の途中で慌てて診療所に行った。
 
 畑作業が出来るような天気ではなかったので、糞出しに精を出した。
 
 町長が非公開とした村上医師からの意見書を持っているのでは?(または、コピーを持っている?なぜか内容を知っている)と物議を醸し、議会でも質問された笠原議員の発言を2月19日瀬棚町民センターで開かれた「せたなの医療を考える会」のビデオから拾い、抜粋してみた。
 
笠原議員 11月15日に32ページの要望書というものを、村上医師より町長の方に出されたことの
     要約を、私なりにここにあります。
     皆さんに差し支えない程度に、えー個人名もあります
     ので少し抜粋をした中で私なりに
     発表したいと思います。

 「要約」とは原文から要点を拾い上げまとめること。「抜粋」は原文から必要な部分を抜き出すこと。
  いずれも原文を読んでいなければできないことである。さらに「個人名もある」とまで明言している。

笠原議員 私は瀬棚区選出の笠原と申します。瀬棚区から選出されています町会議員の笠原といいます。
     よろしくお願いします。
     これは私が聞く範囲の中ですから100%本当だと思わないでください
     えー村上医師はこのようなことを町長に要望したと伺っております。
     えーとですね、平田町長に私が考えた合併後の医療構想を渡してあるので、
     なんだかというと、いつかテレビで出ていたように瀬棚区北檜山区
     大成区の診療所を無床にするということのようです。
     どこに事実があるかというと、この書類の中に一部あります
     このような構想の中でどうなんですかと問うているようであります。
     それから、病院の中の・・・
司会   すいません
笠原議員 はい、入院患者を出さないと言うことなんだそうです。
     そして、ロイヤル病院に預けるという構想のようです。
     そのことがあって、それでは来て入れられないだろうというのが一点にあるようです。
司会   私もちょっと思ったんですが、100%そうでないかも知れないものを、
     ここで話しても、私たちが聴いてもいいものなのでしょうか?

 議員という公的な立場の人が、公の場で、「100%本当だと思わない」ことを口にしていいのだろうか?
  司会の人も「ここで話してもいいのか」ととまどっている。それに対し、

笠原議員 はい判りました。それでは原文を読みます。 
     既に平田町長に私が伝えた、合併後の医療構想を渡してあるのでという風なことを一項目にあります

 笠原議員は後の地区懇談会では、「原文」とは、診療所のホームページなどから自分自身で調べたメモのことを指すと言っていたが・・・
  「一項目にある」なんて、意見書を読んでもいないのに、なぜ判るんだ?

笠原議員 村上先生が32ページの中の一項目のなかに、あの、このようなことを言っているんですよね。
     あの、診療所職員に最も信頼されていない、理解のない区長が、まあ、区長になったんで、
     私はこのような意見書をまとめた大きな理由の一つと言っているんですよ。

 意見書を読んでもいない人が、「32ページの中の一項目の中に、このように言ってる」と言いきるだろうか?
 
 意見書は、NHKの番組の中で一部取り上げられているが、議会議長預かりとなっており、今も非公開のはずである。しかし、この発言を聞くと、全くその内容を知らない人では、言い及べない事柄が次々出てきている。笠原議員が独自に調査を進める中で、なんらかの形で意見書の一部を直接読んで知っていると考えるのが自然だと思う。
 
 意見書は、全文を公表して欲しいと、俺は思う。
 
 地区懇談会で、町長も
「意見書には、随所に建設的なことが書かれていた」
と言っている。
 俺は、その建設的な部分が知りたい。個人攻撃的な部分は、その名や役職等を伏せて構わない。
 
 意見書の建設的な部分に焦点をあてることで、せたな町の地域医療に関して、医療対策審議会の委員さんにも参考になるのではないだろうか。
 一町民として、「せたな町の医療の向上」に生かして欲しいと切に思う。