機械修理 牧草の肥料散布難航 せたなの医療を考える会

yonemiki2006-05-22

 昨夜は1時にやっとミルクを飲ませ終えて寝ることができたのだが、6時前に起こされて、その後はなかなか寝れなかった。
  
 娘を預けに行った後、朝から切り草を作った。仕事がたて込んでいたので、ちょっとだけ・・・。
 
 朝牛舎後、買ったばかりの中古ブロードキャスター(肥料散布機)を修理した。本当は、28万円の中古ツインローター式を勧められていたのだが、予算の関係で3万円の安物を買ってしまったのだ!
 
 まず、動力を伝えるユニバーサルジョイントシャフトが伸び縮みしない。油を差して、ハンマーでぶっ叩きても伸びない。テコと大ハンマーを使い、ようやく抜き取る。微妙に曲がっていたようだった。
 肥料の散布量を調整する穴が開閉しない。おそるおそる肥料を入れてみたら、穴が小さすぎてローターを回転させても、あまり出ないことが判った。散布するためには、相当な時間走らなければならないということだ。
 昼から散布開始。肥料を800kgを入れると、ちょっとした傾斜でこぼれてしまう。ここにも改造が必要だ。満載すると、散布するのに40分以上かかる。えらい苦労して散布した。さすが、安物買いの、銭失い! ちょっと湿った肥料があったのだが、これはほとんど散布できない。何度も止まって、棒でかき回し、ようやく散布した。
 娘を迎えに行く時間が迫っていたが、雨が降る前にせめて半分だけでも散布したかったので、無理してもう一度行く。明日は雨らしいので、ちょっと改造して、使いやすくするぞ!
 
 娘を預かってくれたお母さんが、娘の笑顔の写真を撮ってくれていた。遅れていっても、みんな優しい笑顔で迎えてくれる。俺が、娘と暮らせるのは、こんな支援してくれるお母さん方がいるからだ。
 
 一旦帰って、訪問看護を受けた。体重は4090gになっていた。健康に育っている。安心して、ちょっと昼寝をした。寝過ぎた。慌てて夜牛舎のため、娘を義弟のところに預けに行く。
 
 牛舎に行ったら、ミカンとホタルがいなかった。どこも壊されていないし、ドアも壊れていない。不思議に思っていたら、外に出るもう一つの扉の外に、2頭が寝ていた。鍵が緩んで開いたのだが、その後もう一度閉まってしまったようだ。開けてやったら、嬉しそうに入ってきた。外には、怖いオバサン(母牛)たちがいて、虐められたのだろう。
 
 先日のETV特集で、残念に思ったことは、「せたなの医療を考える会」の母さん方の活躍を、もう少し大きく取り上げてくれなかったことだ。
俺は、村上医師の辞表を出す前日に町長宛に陳述書を出した。町の有力者と、なんとかならないか話をしたのに、力の論理でほとんどあきらめムードだった。そのことは俺をすごく落胆させた。離農してよそに行くことまで考えようと思った。
 ところが、母さんたちはあきらめなかったのだ。あの人達がいたから、地区懇談会も開かれたし、ワクチン接種の助成が一部残されたのだ。俺も一緒に頑張り、この町の医療をなんとかしたいと考えるようになった。
 みんなも一度、勉強会に来てみませんか?ETV特集を観てから参加された方が、話について行きやすいです。ビデオならうちにもあります。参加したい方は、僕にメールしてみてください。
 
 NHKとしては、畜産業で引っ越しも休むことも出来ないのに、自分はうつ病で、生まれてくる子供の医療体制に不安を抱えている俺が一番、村上医師を頼みにして生活してる町民として描きやすかったのだろう。
 考える会を前面に出すと、市民運動に肩入れしていると思われ、村上医師のやって来た、住民の生活を考えた医療というものが、ぼやけてしまうと思われたのだろうか?
 でも、ちょっと残念。