カッコウ コゲラ 剪定 糞出し 乳児院に入れるか? ETV特集

yonemiki2006-05-17

 今日もよく晴れた。昨日飲み過ぎたせいか、娘は5時に起きたときも、90ccしか飲まなかった。朝出発間際も90ccだった。
 
 俺は体調も良く、仕事もけっこうはかどった。子牛も元気だ。
 チェーンソーと脚立を持ち出して、今さら、梅とリンゴと梨の木の剪定作業をした。枝が茂りすぎて、実がなったことがないのだ。剪定するには遅すぎるのだが、実ったらめっけものだと思ってやった。
 去年、仕込んだ椎茸が、たくさん出てきた。
 カッコウが鳴いており、稲の植え付けが間近なことを知らせていた。家の前の白樺の木を、コゲラが突いていた。
 
 風通しを良くしたので、牛舎内も乾いており、糞出しがやりやすかった。預かってくれた母さんが、4時半まで大丈夫だと言ってくれたので、汗だくになりながら敷きワラを全部交換し、水を入れてやった。気温が19度まで上がり、牛達も喉が渇いたようだ。
 
 汗だくのまま娘を迎えに行き、玄関先で受け取る(入ると汚してしまうから)。訪問看護を受け、娘が健康なことを確認した。体重も3908gに増えていた。
 
 着替えて、ちょっと昼寝をしようと思ったら、Mikiから電話があり、乳児院に預ける話をし始めた。今の俺の体調や、支援体制を考えたら、その必要が無いと思うのだが、離れていると不安で仕方ないらしい。俺も一気に体調も機嫌も悪くなった。
 
 夜牛舎後、保健師や義弟と話をした。俺も身構えていて、すごく失礼な態度を取ったのだが、今乳児院に入れてしまえば、結局俺が牧草を収穫し終える時期まで出てこられないだろう。
 今だってベッドに寝かすとスキンシップを求めて泣くので、ブログを書いている俺の膝の上に乗せている。膝の上で、何かを訴えたり、見つめたりしている。そんな娘を、そういうところに預けることが、本当に彼女のためになるのか?
 それより、牧草の最盛期に、夜中のミルクを俺がやっていることの方が、リスクが高く避けるべきなのではないか?乳児院のことを考えるのは、退院してきたMikiが育児ができないほど体が不自由になったときでいいのではないか?
 そんな話になった。

 今度の土曜日の夜10時からNHK教育である番組の方から、コメントが入っていた。
『「ハンサムな牛飼い」かどうかはいざ知らず(笑)、あかちゃんともどもyoneちゃんご夫妻にご出演いただいております。
 5月20日は90分という長い番組ですが、瀬棚診療所で行ってきた医療を、「質」の部分で見つめたつもりです。
 村上医師と町当局(町長)の対立は、「藪の中」のようなところがあって最終的なところはうかがいしれませんが、私たちにわかる範囲で整理を試みました。
 当然、双方の立場を描いています。
 正直言って、「どちらが正しい、間違っている」ということは、もとより私たちが判断すべきことではなく、また全国放送で紹介すべきテーマとも思いません。
 ただ、不幸なすれ違い(と私には思えます)のなかで、何が失われてしまったのかという問いかけと、残された米村さんら住民の思いはきちんと描いたつもりです。
 番組が、今後のせたな町のために幾分なりと役立つことを願ってやみません。
20日は是非ご覧ください。
 このブログをお読みの方々にも、見ていただければ嬉しく思います。』
 
 ハンサムに撮れていなかったら、それはカメラマンの腕か、(数千万円以上する?)レンズの歪みのせいで、俺の責任ではない。(うつ病が酷く、いつも顔をしかめていたから?)
 あくまで、中立の立場で作られた番組だと信じている。だからこそ、俺たち町民はぜひ観て、自分の頭で判断をしないといけないと思う。
 俺たちが判断すべきは、対立のどちらの立場が正しいかではなく、どちらのやろうとしたことが、自分にとってより良いものか?ではないのかなと俺は思っている。